河川法改正と淀川水系流域委員会-木曽川水系流域住民としての雑感-⑦ |
~ 木曽川水系河川整備計画策定から導水路問題の運動へ~
木曽川水系流域委員会発足(2007.3.13)は、徳山ダムの堤体盛り立て完了の既成事実の上で、かつ「反動化」の流れ(2005年秋以降、顕著。法定されていないWGにすぎない「河川整備基本方針検討小委員会(近藤徹委員長)」が、事実上、河川法16条及び16条の2の上に座って差配する、という法治国家にあるまじき現象が猛威をふるう)の中で発足した。
当会としては、2007年3月7日の、国土交通省中部地方整備局の「木曽川木曽川水系流域委員会開催」発表を受けて、
★ 2007年3月8日 抗議声明
「木曽川水系流域委員会」設置は、1997年河川法改正趣旨を蹂躙するものだ
を発し、無視を決め込むことにした(2005年~2006年にかけての木曽川水系河川整備計画策定を巡る国交省中部地整河川部との水面上下のさまざまなやりとりについては、別の機会に)。
しかし結局のところ「木曽川水系連絡導水路-上流分割案-(=長良川に徳山ダムの水を流す)などというトンデモ案を示されてしまったので、無視もできないことになった。
★ 2007年8月21日抗議声明
ドサクサ紛れの無駄な公共事業「2導水路併設」案は認められない
『導水路併設』案を木曽川水系河川整備計画に入れ込むことは、1997年河川法改正趣旨を破壊するものだ
以後、木曽川水系流域委員会に「徳山ダムをやめさせる会」として、及び近藤ゆり子個人として、しつこく意見書を出すことになる。
木曽川水系流域委員会http://www.kisosansen-plan.jp/
>>関係住民の皆さんから意見をお聞きしました
http://www.kisosansen-plan.jp/kako/kako_jyumin.html
第7回 ~ 第10回
また公聴会の公述人にも(応募して)なった。
>>木曽川水系河川整備計画(原案)公聴会における速記録
岐阜会場
【公述人5】 9頁~
以後の運動は、
長良川市民学習会
導水路はいらない!愛知の会
へと引き継がれることになる。
木曽川水系河川整備計画策定に対しては
★ 2008年3月29日 声明
「木曽川水系河川整備計画」策定を憂う
を出した。1997年河川法改正のきっかけでもあった「木曽川水系」において、河川法改正趣旨は蹂躙された。
◇ ◇
(続く。 あと1回くらいで終わるから我慢してね)
ウチの壁面・新緑