2011.1.30 サス研フォーラム案内 |
「徳山ダム建設中止を求める会」の運動の記録を残す作業の一環として、法政大学サスティナビリオティ研究機構(サス研)・環境アーカイブズプロジェクトに資料を寄贈すると同時に寄付を行うという形で、徳山ダム裁判資料の保存と電子化を行いました。
これに関連して、来る1月30日午後、法政大学市ヶ谷キャンパスでの第13回サス研フォーラムで、事務局長・近藤ゆり子が発言します。
首都圏方面でお時と関心のある方は、是非ご参加下さい。
2011.1.30 サス研フォーラムチラシ PDFファイル
・・・・・・ 法政大学サステイナビリティ研究教育機構からの告知文・・・・・
「サス研フォーラム」は、法政大学サステイナビリティ研究教育機構が、「サステイナビリティ」をテーマにして、定期的・連続的に開催する公開の講演と討論の集いです。
今年度は法政大学大学院の5つの研究科で共同開講している正規授業である「サステイナビリティ研究入門A、B」のうちの8回程度を「フォーラム」と位置づけ、公開して行うことを予定しています。講師は法政大学の教員をはじめ、学外の専門
家や実務家も招聘して、交替で担当します。
法政大学に所属する方でも学外の方でも、関心のある方はどなたでも参加でき、事前申込ならびに参加費は不要です。
【第13回サス研フォーラム】
1.日時
2011年1月30日(日)13:30~15:50 (開場は13:00)
2.場所
法政大学市ヶ谷キャンパス 外濠校舎3階 S306教室
※今回は多摩キャンパスへの中継はありません。
3.テーマ
「環境アーカイブズとサステイナビリティの探求」
プログラム
司会: 真田 康弘(当機構リサーチ・アドミニストレータ)
■開会 13:30 ~
・開会の挨拶
鈴木 玲(大原社会問題研究所教授)
■基調講演 13:35 ~
・「環境アーカイブズの可能性と歴史的意義」
金 慶南(当機構准教授、プロジェクト・マネージャ)
・質疑応答
■資料寄贈者による環境アーカイブズへの期待 14:40 ~
・報告①「反原発運動たんぽぽ舎の歴史・現状と資料の考え方・悩み」
柳田 真氏(たんぽぽ舎)
・報告②「中部地方の河川の運動と裁判、その記憶と記録
~徳山ダム問題の窓から~」
近藤 ゆり子氏(徳山ダム建設中止を求める会)
・質疑応答
■閉会 15:40 ~
・閉会の挨拶
舩橋 晴俊(当機構機構長、大学院政策科学研究科教授)
【ご参考】
当機構では、本年5月を目処に多摩キャンパスに「環境アーカイブズ」を開設 する予定です。プロジェクトの概要はこちらをご覧ください。
法政大学サステイナビリティ研究教育機構
http://research.cms.k.hosei.ac.jp/sustainability/
環境アーカイブズプロジェクト
http://research.cms.k.hosei.ac.jp/sustainability/node/13
・・・・・・・・・・・・・告知文終了・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
導水路裁判という形で、モロに徳山ダム裁判の「続き」ができてしまったこともあって、「記録・電子化」が急がれました。
徳山ダム裁判自体は、「環境訴訟」として闘われたわけではないので、私には若干の躊躇いがありましたが、寄贈の申し出を快く引き受けて下さいました。
電子化(目次を付けることも)も完成したようです。
◇ ◇
「中部地方の河川の運動と裁判、その記憶と記録 ~徳山ダム問題の窓から~」と大きな演題をつけてしまいました。
今振り返ってみても、私たちの運動と裁判は、この地域の河川を巡る多くの運動の土台の上にあったことを改めて感じています。そして、私たちの運動と裁判を通じて広がりと深まりをもったものもたくさんあります。
各地のそれぞれの運動が、人が、テーマが、有機的に繋がり、時空を超えて今に生きている・・・
そして、実は繋がっているさまざまな運動の全部を、今現在の運動を担う当事者が知っているわけではない・・・当たり前といえば当たり前です。しかし、各運動を縦断的・横断的に振り返る機会はいつかどこかでやってくるはずです。そのときのためにも「記録」が大切だ、資料の蓄積は重要だ、と感じています。
私たちの会、徳山ダム建設中止を求める会も、そろそろアーカイブズの領域に入っていきます。しかし「消えて」いくわけではありません。
次なる運動の展開へのつながりをつけながら「老兵は去りゆく」 。
◇ ◇
1996年5月3日の「徳山村を訪ねる会」。
当会としての最初の大きなイベント。