追記: 大西暢夫さん、21日に報告会 |
★ 岐阜新聞 2011年05月22日09:40
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20110522/201105220940_13938.shtml
「被災者支援、継続を」 写真家大西さんが報告会
【写真】「東北にはまだ支援が必要な人がいる」と来場者に訴える大西暢夫さん=揖斐郡池田町八幡、ブルースカフェ
東日本大震災の被災地の写真や映像を撮り続けている写真家大西暢夫さん(42)=揖斐郡池田町片山=の報告会が21日、同町八幡の喫茶「ブルースカフェ」であった。大西さんは「壊滅的だった」と何度も繰り返し、継続的な被災者支援の必要性を訴えた。
大西さんは、地震と津波の被災地や、福島第1原発事故で避難を強いられた地域で取材を続けている。
この日は、茨城県や福島県で撮影した映像を紹介。住民が地震発生時や津波から逃げ延びた状況を生々しく語った。大西さんは「いくつかの町では、津波から逃げようと、クラクションを鳴り響かせる渋滞の車列が波にのまれた。生死を分けたのは判断ではなく運だったと感じ、震えが止まらなかった」と振り返った。さらに「復興には数十年かかると思う。地震発生時の恐怖の印象を忘れず支援を続けてほしい」と、約80人の来場者に呼び掛けた。
最後に、チェルノブイリ原発事故の影響で住民が移住した村を取材したスライド映像「ナージャ希望の村」も上映された。大西さんは今後も報告会を続け、入場料を被災地に送る。次回は7月2日の予定。
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★ 中日新聞(西濃版) 2011年5月25日