愛知県の水需要予測「過大」 設楽ダム計画で専門家指摘 |
1月20日の中日新聞朝刊に以下の記事が出た。
愛知県の水需要予測「過大」 設楽ダム計画で専門家指摘
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岐阜大地域科学部の富樫幸一教授(経済地理学)の談話として
「愛知県や中部地方整備局はダムを造るために都合良い数字を予測している。全国的にも人口や水需要が増えない前提での対応が始まっているのに、東京と中部地域だけが遅れている」
とある。
富樫幸一教授は、徳山ダム裁判において証人となり、現在名古屋地方裁判所に係属中の設楽ダム裁判でも原告側は証人申請をしている。
長良川市民学習会の副代表でもある。
設楽ダムに関する最近の新聞記事(ウエブ版)
☆朝日新聞2009年1月18日
国、愛知・設楽ダム調査開始
☆朝日新聞2009年1月11日
設楽ダム「本末転倒の計画」/反対派が各地で住民集会
一方、国は、20日の閣議で、設楽ダムを水特法指定ダムにする閣議決定を行った。
(法の施行は23日から)
愛知県のホームページに載っている。
「国土交通省 同時発表」とあるのだが、私は、国土交通省のホームページからは捜せない。(国交省本省/本省河川局/中部地方整備局/同河川部/設楽ダム工事事務所のいずれのHPでも見つけられなかった)
つまりは、設楽ダムを何が何でも作りたがっているのは、愛知県のようである。
トヨタに頼りすぎて来たために今年度から、歳入見込みの大幅下方修正の補正予算を組み、来年度以降は超緊縮予算を組まなければならない、というのに・・・。
そしてこの愛知県が、どう考えても「要らない」(どころか生態系攪乱にしかならない)木曽川水系連絡導水路を推進している。