「口利き政治」を公言する豊橋市長のオバカ発言 |
- キャリア官僚の「勘違い」は「○○ は死ななきゃなおらない」の口か?-
8月6日の各紙に、豊橋市長・佐原光一氏が、記者会見で自民党前職を支持する旨を明言したことが載っていた。
「自民党前職を支持する」ことだけなら、「ああ、彼はそうなんでしょうね」で終わる。
しかし支持する理由が「国に人脈がある」であり、対抗馬の民主党新人を支持しない理由は「霞が関とかかわりがなく役に立たない」となると話は剣呑になる。

佐原光一氏は、元国交省のキャリア官僚である。豊橋市長選に出馬すべく国交省を辞めたとき(2008年1月)には「中部地方整備局副局長(旧運輸省系)」であった。国交省の高級官僚であることを大いに宣伝して豊橋市長に当選した。
この佐原氏は、国交官僚だった時代に「そういうやり方(=人脈の有無)」で行政判断をしていた、ということを端なくも明言したわけだ。
「人脈のある国会議員が言ってくること有利に計らい、そうでないのは無視する」。
まさに口利き政治そのもの。「政治マター」で行政としての判断をねじ曲げることも「あり」なのだ、と、こうも明白にバラしてしまって良いのだろうか?
佐原氏は、まだ老耄の域に達するような年齢ではないが、その程度の思慮にも欠けるらしい。
国交省及び霞が関一般には、こうした時代錯誤がまかり通っていて、霞が関に一定年数居た人には「○○は死ななきゃなおらない」ほどに、染みついてるようだ。
とすれば、霞が関の高級官僚さん達には、「首を洗っていて貰う」しかない。

この発言をたしなめた金原久雄・蒲郡市長の発言もどうかと思う。
「勝ったほうには頭を下げにいく」・・・ 地方分権の気概など微塵も感じられない。
「民主党が勝った場合、設楽ダム事業が心配。一時休止になる可能性がある」・・・リアルに設楽ダム事業が「ヤバイ」ことを感じているわけだ。
あのダムは中止してこそ「流域住民・国民のため」。金原氏は「心配」することはない。
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これ、和菓子です。口に入れる前に撮りました。和菓子職人さんの「遊び」かな?
