「凍結」の実をあげよ/声明 |
本日、3月30日、「徳山ダム建設中止を求める会」として、
「凍結」の実をあげよ
まさにムダ!徳山ダム導水路(木曽川水系連絡導水路)事業の5億円予算
http://www.tokuyamadam-chushi.net/youbouseimei/100329seimei.pdf
との声明(上記URL)を出し、国交省大臣室・河川局・中部地整、水資源機構本社・中部支社、岐阜県河川課に送付した。
導水路事業は、「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」の議論の結果を待つまでもない。導水路事業の事業目的は、この有識者会議で議論されている「今後の治水対策」とは無縁なのだから。
事業の効果(効用)のほうは、市民の側の指摘に対して国交省側は何も真っ当に説明できないでいる。むしろこの事業の生態系攪乱の危険性が明らかになり、同時に「無駄」そのものであることも明かになっている。
こうした事業を(「凍結」と言いながら)予算をつけ生き延びさせ続けるのは何のためなのか、理解に苦しむ。
有権者は変化を求めて「政権交代」を選択した。その政権が「行政の継続性」に拘泥し続けるなら、有権者の選択は無視されてしまう。行政(官僚)の決定が、主権者の選択より優位に立つなら、それは憲法を無視した官僚独裁国家だ、と言わざるを得ない。
「コンクリートから人へ」「脱官僚」を掲げた政権が、コンクリート優先政策・官僚依存政治を変えられないとすれば、ある意味では公然と「コンクリート優先政策・官僚依存政治政治」のしがらみを引きずってきた前政権より罪は深いことになってしまう。
「政治」が決断すべきときである。
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