続・続・続・徳山ダムの岐阜県負担1157億円!! |
せっかく貰った岐阜県の徳山ダム建設費支払いの内訳のエクセル表
から毎年の支払総額を算出してみた。「交付税措置後」という数字を使った。将来にわたって交付税措置による負担軽減があるのかないのか、よく分からない。
なお徳山ダムの管理費は別途支払っている。
H16年度(2004年度)から、新規利水(上水・工水)分の支払いが終わるH45年度(2033年度)まで並べてみた。
2004年度は徳山ダム事業費大幅増額の年。「無い袖は振れぬ」と言いながら、治水分だけでこの年に実に50億円近くも払うことにした梶原拓前知事の「大英断」。
この年は、10月の23号台風で岐阜県内各所で大きな水害被害があったことを思えば(その復旧も完全には終わっていない)、改めて憤りを覚える。
「無い袖」を降ったのだから、借金で払ったのだ(県債)。この借金返済がれがH54年度(2042年度)まで係る・・・まさに「孫子の代までツケを残した」。
岐阜県の財政は、民間なら破産を真剣に考えなくてはならないほど酷い。その中で、ここ数年、要らない水に28億円~27億円、治水分で12億円~8億円、合計すると40億円~35億円も払っている-払うことになる。
福祉や教育予算を切りつめ、県職員の賃金をカットして、こういう借金を払っていくことになってしまった(さらに要らない導水路のお金も払う!?)この財政のあり方は異常としか言いようがない。
年度 金額(千円)
総額 うち治水分 うち上水・工水分
H16 5,630,963 4,946,141 684,822
H17 4,592,854 4,048,149 544,705
H18 4,256,203 3,794,407 461,796
H19 4,112,308 3,651,305 461,003
H20 3,885,774 1,139,780 2,745,994
H21 3,788,009 1,026,787 2,761,222
H22 3,985,071 1,220,255 2,764,816
H23 3,994,904 1,239,059 2,755,845
H24 3,551,110 818,926 2,732,184
H25 3,541,505 834,144 2,707,361
H26 3,523,116 839,185 2,683,931
H27 3,500,702 841,115 2,659,587
H28 3,479,716 845,542 2,634,174
H29 3,405,058 798,825 2,606,233
H30 3,354,068 773,525 2,580,543
H31 3,309,973 755,676 2,554,297
H32 3,255,757 721,166 2,534,591
H33 3,198,476 691,092 2,507,384
H34 3,148,552 651,518 2,497,034
H35 3,099,614 616,883 2,482,731
H36 3,040,283 573,295 2,466,988
H37 2,983,439 531,141 2,452,298
H38 2,821,914 383,200 2,438,714
H39 2,695,284 264,709 2,430,575
H40 2,657,294 242,454 2,414,840
H41 2,534,833 143,244 2,391,589
H42 2,499,234 123,353 2,375,881
H43 133,770 109,819 23,951
H44 107,260 92,844 14,416
H45 83,184 77,575 5,609
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5月17日、那覇市の壺川。
