続・続・長良川の不漁と漁民の河口堰開放要求 |
5月25日の岐阜新聞は、24日付けの市民による「豊かな海づくり大会」実行委員会声明を報じる記事(県内版紙面)の上に、3段抜き見出しで以下の記事をのせている。
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河口堰ゲート「試験開放、有効」 細江岐阜市長が見解
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20100525/201005250924_10765.shtml
細江茂光岐阜市長は24日の会見で、長良川河口堰(ぜき)のゲートの開放について「鮎の遡上(そじょう)数との関連は分からないが、時として開けてみることも、水の活性化には有効」との見解を示した。
細江市長はことし2月の市長選の際、市民グループが行ったアンケートに「試験的ゲート開放を実施し、水利用・塩害などへの影響調査を行ってみるべき」と回答している。
細江市長はこの日、「(ゲートを下ろすことは)塩害の防止にもなっており、賛成、反対を申し上げる状況ではない」と前置きした上で、「水はとどまると腐るので、動かさないといけない」などと持論を展開。試験開放に対して柔軟な姿勢をみせた。
今季は長良川の鮎の遡上が少なく、水資源機構によると、22日現在で遡上数は前年比19.1%。長良川水系の漁業協同組合7団体で構成する長良川漁業対策協議会は、漁獲量の回復に向けゲートの試験開放の必要性を訴え、近く民主党に要望する。
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秋の生物多様性COP10。ホストシティ(名古屋市)の市長が、長良川河口堰の試験開放を求めるつもりだ、ということも小耳に挟んだ。
流域住民の長良川河口堰ゲート開放の願いの実現可能性が広がってきた。