続・川も海も豊かさを取り戻して! |
岐阜新聞の連載「ぎふ海流」
http://www.gifu-np.co.jp/tokusyu/2010/gifu_kairyu/
の第9章「伊勢湾からの視点」
http://www.gifu-np.co.jp/tokusyu/2010/gifu_kairyu/9/が、6月4日に終わりました。
岐阜新聞 2010年 6月 4日(金) ぎふ海流 第9章 伊勢湾からの視点
よみがえれ豊かな海/川も山も「運命共同体」
http://www.gifu-np.co.jp/tokusyu/2010/gifu_kairyu/9/gifu_kairyu9_8.shtml
の終わり、結びの文は、
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(前略)長良川鵜飼の鵜が明治期はこの島から来たが、今は河口堰(ぜき)から長良川の水が海を越えてくる。この先に控える大型公共事業の木曽川水系連絡導水路計画も、愛知県や名古屋市の都市用水が大義名分。山、川、海、それぞれの地域が運命共同体として、互いにそれぞれの地域のことを思いやりたい。
伊勢湾を眼下に、ヘリコプターから恵那山や御岳を見た。海も川も山も、まさに一つながりだ。明日の豊かな流域圏づくりをみんなで考えたい。
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というものでした。
木曽川水系連連絡導水路計画についても、きちっと言及しています。
「下流俊の発展のため」と称し、原流域を蹂躙してきたこの百年余の「近代化」は、明らかに行き詰まりを見せています。都会での出世栄達と金儲けこそ、追求すべき幸福だ、と教育を含めたあらゆる手段で子ども達(親達でもある)に刷り込みました。「山奥の村にいては未来はない」と思わせ、シモへと若者を追い立てました。
それは本当の発展だったのでしょうか? 人々に幸福をもたらしたのでしょうか?
荒れた山・森、川底が変わって生き物が貧弱になった川、干潟が埋め立てられ藻場が喪われた海。
今、目覚めた若者達は、自分たちと幼い子ども達のために、この現状を変えようとしています。