寄り道話-いきなし4年前の夏- |
徳山ダム裁判の資料保存のために、06年の名古屋高裁判決の記事を探していて、この新聞記事を見つけた。2006年8月22日付 朝日新聞(名古屋本社版)夕刊。

顔が見えない分、「美しく」撮って貰えたようだ。
「徳山-最後の夏-」となっているのは、湛水開始(=06.09.25)直前の夏だったから。
小川智さんはここでは文の担当しているが、報道カメラマンである。
07年の秋、「沈みゆく徳山」を、ハッとするような光とアングルで写真にしている(07.11.28付け朝日新聞の掲載)。。
どんな文章をも超えて、胸を突かれる思いがする。
大きすぎてスキャンできないのが残念だ。

この記事中の「8月初め」とは、「恒例:徳山村キャンプ」の下見に行った8月4日のことだ。

私たちとしては、水が入っていないダム底を歩いた最後の機会であった。
この年は、徳山ダム裁判の2審の判決(名古屋高裁)があった。7月6日に行政訴訟(事業認定取消)-敗訴-、8月31日に住民訴訟(公金支出差止訴訟)の「トンデモ騙し撃ち判決」があった。
そして、9月1日~3日の大垣・スイトピアセンターで「大西暢夫写真展-ぼく宝もの ジジババ徳山村物語」を開催した。3日間で約800名入場の大盛況。
この会場でも流された映像も含め、大西暢夫さんの初監督作品「水になった村」が作られた。
そして9月25日、試験湛水開始。
この06年の2~3ヶ月に凝縮した一つ一つの事柄は、きちんと語らねばならない。
ブログを開設したときは、「過去の徳山ダム」については、大体2年くらいでブログに書いてしまうつもりだった。しかし1年半を過ぎて、まだ30%位しか書けていない。
この06年のことだけでも今年中に書けるだろうか???。