長良川下流域生物相調査団(最終)報告書と学習会 |
本日7月3日、「河口堰に反対し、長良川を守る岐阜県民の会」主催の <長良川河口堰 全面閉鎖から満15年 ゲートの開放を!市民集会>で濃緑の「報告書」を頂きました。帰宅して中日新聞の夕刊をみたら下の記事が。

☆ 中日新聞 2010年7月3日 夕刊
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「長良川が死んでしまう」 訴え続け20年、調査団解散へ
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010070390132220.html
あとがきには、静かな怒りがにじむ。「長良川の下流は濁った水たまりと化した」。長良川河口堰(ぜき)の影響をボランティアで20年間調べ続けてきた「長良川下流域生物相調査団」。事務局長は生きものの叫びを聞きながら、活動を締めくくる報告書の最後のページを書いた。
事務局長を務めたのは、元高校教諭伊東祐朔さん(71)=岐阜県恵那市。河口堰に目が向いたのは鵜匠の警句がきっかけだった。

「長良川が死んでしまう」
この言葉に伊東さんは危機感を抱き、自然保護団体の仲間と国に環境アセスメントを求めた。が、拒否されたため「自分たちの手で」と同志を募った。
(中略)
調査団のメンバーは高齢化。解散を決め、集大成として現在の長良川の姿を報告書にまとめた。伊東さんはあとがきをこう締めくくった。
「自然河川・長良川を取り戻すべく努力をしなければ」。報告書がその第一歩になると信じている。
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報告書はA4判、143ページ。500部印刷し、無料で配布する。インターネットからもダウンロードできる。問い合わせは、岐阜大の向井貴彦准教授の研究室=電058(293)3027=へ。 (中日新聞)
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この報告書、【無料で配布する】とありますが、「印刷費や送料の実費負担(カンパ)」は常識ですよ~。
7月26日(月) 18:30~ ハートフルスクエアG大研修室(JR岐阜駅東)で、、「市民による”豊かな海づくり大会”実行委員会」として。この報告書出版記念(?)の学習会を行います。「資料代」を頂きますが、この本(報告書)を「資料」として渡しますから、とってもオトク。遠方から馳せ参じる価値があります。
ところで、この記事の見出しには「思い届かず」というフレーズがありました、ちょっと悲観的なフレーズ。
でも、私は全く悲観的ではありません。
流域住民にはじわじわと、確実に「思い」が届いてきています。
【報告書がその第一歩になると信じている。】
すでに第一歩を踏み出しています-「市民による”豊かな海づくり大会”」が大成功だったことが、一つの表れです。
私のように長良川河口堰問題からは若干距離があった人間も「長良川河口堰ゲート開放を求める」運動にずっぽりと嵌り込みつつあります。「嵌る」人の輪は確実に広がっていくでしょう。
まだまだ紆余曲折はあるでしょうが、「河口堰ゲート開放」は、いつかは実現します(夢物語ではなくなりました)。それを早めて「瀕死の長良川を一刻も早く救う」のが私たち岐阜県民(長良川の上流県の県民)としての、歴史と自然への責任だと思っています。
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7月3日、「河口堰に反対し、長良川を守る岐阜県民の会」主催
<長良川河口堰 全面閉鎖から満15年 ゲートの開放を!市民集会>
