小豆島 「内海ダム再開発事業=新内海ダム建設」を阻止しよう! |
7月18日に、小豆島で「止めよう!新内海ダム建設土地収用裁決を許さずに、内海ダム再開発事業中止を目指す緊急決起集会」(主催:寒霞渓の自然を守る連合会、後援:水源開発問題全国連絡会)が開かれます。
会場の草壁公民館は「反対」だの「決起集会」だのの名称は・・・と貸出の正式手続きを渋ったらしいですが、弁護士からの断固たる申し入れでクタクタ言うのを引っ込めました。(当たり前!)
再度、1996年を思い出してしまいます。
~「憲法」で勝ち取った!?~ 1996年大垣市スイトピアセンター使用
http://tokuyamad.exblog.jp/10144308/
集会案内
(イヤガラセに対して、とりあえず「大勉強会」という名称に変えたようですが、私自身の「意地」で元の案内をそのまま貼りつけます)
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止めよう! 新内海ダム建設土地収用裁決を許さずに、内海ダム再開発事業中止を目指す緊急決起集会
我が国最初の国立公園「寒霞渓」の自然・景観が、まったく必要性のない「内海ダム再開発事業」=新内海ダム建設で破壊されようとしています。
「内海ダム再開発事業」は香川県の事業です。香川県は「このダム建設の必要性がまったくない」、「国立公園『寒霞渓』の自然・景観が致命的に破壊されてしまう」という私たち住民との対話を一切拒否し、土地収用法を適用して強権的に事業推進を図っています。香川県土地収用委員会はこの7月にも収用裁決を出すと言われています。
私たちは郷土の先輩が残してくれた「貴重な遺産」を守り抜き、行政側の「不誠実極まりない態度」に断固抵抗し、その建設に「合理的根拠」を持たない「不要なダム建設の中止」を勝ち取る決意を新たにしました。
この度、「闘志と団結」のシンボルとして水没予定地に「団結小屋」を整えました。
あわせて、私たちの決意を全国の皆様に共有・支援していただくことと香川県へのダム事業中止を求めることを目的にこの集会を企画しました。どうぞ全国の皆さま、緊急決起集会にお越しください。
美しい小豆島・寒霞渓と私たちが皆さまをお待ちしております。
日 時 7月18日 午後1時より
場 所 草壁公民館
現地視察 徒歩
内容:来賓挨拶(予定)
小川淳也衆議院議員、鳩山由紀夫前首相、松野信夫参議院議員(公共事業チェック議員の会 会長)、そのほか多数
主催者からの報告
連合会参加団体からのアピール、決意表明
3補助ダム(路木ダム、石木ダム、淺川ダム)のみなさまからの挨拶と報告
地質問題講演 国土問題研究会 志岐常正先生(京都大学名誉教授)
集会宣言と香川県・国交省への要請文 採択
懇親会:3補助ダムの皆さん、全国からの皆さんとの交流を図りましょう。
公営国民宿舎 小豆島 にて
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山の上から予定地を見る。写真右下に見えるのが、現・内海ダム。
新・内海ダムの完成模型。小さな山をはさんで、山から山までかかっている。 川の大きさ(長さ・幅)に比べて、異常に堤体の幅が広い(大きい)ことがよく分かる。
「徳山ダム建設中止を求める会」からの集会へのメッセージ
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7.18内海ダム再開発事業反対緊急決起集会にお集まりの皆様に、心からの熱い連帯のエールを送ります。
岐阜県の揖斐川最上流部に建設された総貯水量6億6000万トンの巨大な水源開発ダム・徳山ダムは、いまだに開発水の一滴すらも使うあてはありません。歴史ある徳山村を丸ごと沈め、イヌワシ・クマタカの日本きっての聖地を奪ったこのダムは、毎年13億円の維持管理費を使いながら、まさに「役立たずの金食い虫」として存在しています。
そして「徳山ダムが出来ちゃったから」長良川、木曽川に、要らない徳山ダムの水を流すための890億円の木曽川水系連絡導水路事業が計画されています(「凍結」としつつ、今年も5億円の予算がついています)。「環境改善」と銘打ちながら、甚だしく生態系を破壊するおそれの大きい事業です。私たちはこの導水路事業を必ず正式中止に追い込む決意です。
本日の集会に対し、いっとき「反対決起集会だったら会場を貸さない」とかいう一種の妨害、イヤガラセのようなものがあった、と聞きました。
1996年、当時の大垣市長は「市政に反対する者には市の施設は貸せない」と、私たちの会に対して「会場使用許可取消処分」を行ってきました。私たちは、直ちに岐阜地裁に仮処分を申し立て、その決定を受けて会場を使用しました。
ダムなどの「公共事業」の建設を強行するのが正義で、反対するのは悪だ、というような感覚が未だに「地元」残っていることに驚くとともに、そうした雰囲気の残る「地元」で粘り強く闘っていらっしゃる方々に、改めて深く敬意を表します。
長い時間をかけて自然の営みが創り出した名勝・寒霞渓。それをぶち壊す内海ダム建設は「人類全体の大切な財産」を奪う行為です。決して許されるものではありません。
自然を冒涜する行為を続けていては、人類の未来はありません。川を川として、自然を自然として、尊重し慈しむ謙虚な姿勢が、人類に求められているのです。
ここ木曽川水系では、長良川河口堰が作られ、徳山ダムが作られて、まるで私たちが完敗したかに見える今、長良川流域各地から「これ以上長良川を苛めるな!」「長良川河口堰を開放せよ!」の声が澎湃と上がってきています。
1957年に徳山ダム構想が、1959年に長良川河口ダム構想が浮上して以来、半世紀以上経ちました。時間はかかったかもしれません。でも、今、人々は、はっきりと目覚めつつあります。「川をあたかもコンクリートの用水路のように扱ってはならない」ということに気づき、声を上げ、行動し始めています。
正義の闘いは、いつかは必ずや勝利します。
本集会の成功と闘いの勝利を、衷心より祈念いたします。
勝利するまで闘い続けましょう! We shall overcom!
2010年7月18日
徳山ダム建設中止を求める会 (代表 上田武夫)
文責:事務局長 近藤ゆり子
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