2010年徳山村キャンプ-2 |
別人が撮った集合写真。私はいて、誰かはいない。「いないのは誰?」(クイズ)
集合写真もう一つ。これだと全部いるかな?
揖斐川は冠山から発する。快晴の冠山は素晴らしかった。
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07年のキャンプ地に行ってみた。
途中の谷の「立ち枯れの木」。
徳山ダムでは、最終的には、立ち木を伐採せずに湛水した。
「6億6000万トンの水量があるから、立ち木が腐ることによって生じる有機物の量は「大したことはないから」だそうである。「コスト縮減効果が大きいのでこの方法を採った」。
こうして立ち枯れた木々などが、この有機物として底の方に貯まり、分解する際に水中の酸素を消費する。
「異常渇水時」には、こうした底のほうの水も使う、と中部地整は言う。どうにもならないほど貧酸素(無酸素というべきだろう)の水が「木曽川水系連絡導水路」によって「異常渇水時の緊急補給」として流されるのだ。この冷たくて無酸素の水で「河川環境を改善してあげる」…。長良川・木曽川に生息する生き物は「助けてあげる」との名目で殺される、それも890億円×65.5%のお金を税金から投入して。
この何とも素晴らしい考えを「木曽川水系を突破口に全国の河川に広げていくべきだ」と宣って、木曽川水系連絡導水路計画を木曽川水系河川整計画に位置づけた木曽川水系流域委員会の当時の委員長であった名古屋大のT教授が、前原大臣が設置した「有識者会議」のメンバーである。どういう種類の「有識者」なのか、自ずから見えて来る。
下の写真は、07年のキャンプ地に行く途中の徳山ダム湖上流端。
止水域に入って、上流からら流れてきたものが貯まっている。
左に見えるのが「横山ダム再開発((堆砂・泥の除去)」の土捨て場。ダムの上流端近くにダムの堆砂・泥の除去の土捨て場を作る … さすがお役人さん達は考えることが違う。この「公共事業」は永遠に続けられる。
この項続く
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