時代錯誤!強権的なダム建設強行/内海ダム再開発という愚行 |
前に、以下の記事をアップしました。
小豆島 「内海ダム再開発事業=新内海ダム建設」を阻止しよう! [2010-07-16 18]
http://tokuyamad.exblog.jp/14203015/
寒霞渓で知られる小豆島の、その寒霞渓の景観をぶち壊す形で、全く理のないダム・内海(うちのみ)ダムが、まさに強権的手段をもって建設が強行されようとしています。
11月22日の「明け渡し採決期限」をもって、24日には樹木伐採を始めるというのです。
この「内海ダム再開発事業」は、昨年度中の「香川県による本体着工段階への駆け込み」によって、例の「ダム・ダム関連事業の見直し」の対象事業からも外されています。
香川県は「計画された工期で建設するためには強制収用もやむをえない」と言うのみです。治水・利水における合理性の説明もしようとはしません(もちろん、トクトクと「必要だ論」を展開されても「はい、納得しました」とはならないのはお互い分かっているわけですが)
「裁判中なのだから、せめて(本訴の)司法判断が確定するのを待ったらどうなのか?『景観の保全』が『事業の公共性』に優越する、という判決もあるのだし」と言っても上記文言を繰り返すだけです。
香川県 「内海ダム再開発」ホームページhttp://www.pref.kagawa.jp/kasensabo/dam/uchinomi/
トップページの下のほうに「完成予想図」があります。
景観に配慮して堤体の前に植樹するから、「」景観の破壊はない」のだそうで・・・。

「景観」には主観的要素が多々あります。
少なくとも「私」は、この写真や
◆ 内海ダム景観検討委員会(第5回)(平成21年2月開催)
http://www.pref.kagawa.jp/kasensabo/dam/uchinomi/03_02.html
・ 内海ダム景観検討委員会(第5回)資料
http://www.pref.kagawa.jp/kasensabo/dam/uchinomi/pdf/keikan05_shiryo.pdf
の資料(特にp26の寒霞渓から海と島を見下ろす写真。上が現状で下が「景観配慮」後の予想図。明らかな「人工湖」がドンと目に入ってしまうことは、余り「気にしていない」らしい)


を見ると、「これは取り返しのつかない環境破壊だ」と思いますけど。
(治水・利水に「理がない」のは明らかすぎて言及する気にもなれない)
11月22日の明け渡し期限の日には、地元で抗議集会を行う、ということです。
メッセ-ジ募集(?)がありましたので、「徳山ダム建設中止を求める会」としてFAXしました。
101118寒霞渓の自然を守る連合会の皆様へ(PDFファイル)
寒霞渓の自然を守る連合会の山西克明代表からFAXでお返事がありました。
地元の「平均年齢80才を超える」皆様からは、インターネットで発信されることはありません。(個人的なものではないので)この機会にPDFファイルで皆様にお伝えします。
101119寒霞渓の自然を守る連合会・山西克明代表からのご返信(PDFファイル)
参照
★産経ニュース 2010.10.29 16:58
執行停止申し立てを却下 内海ダム訴訟で高松地裁
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/101029/trl1010291659009-n1.htm
香川県小豆島町の内海ダム再開発事業をめぐり、反対住民らが土地の明け渡し期限などを決めた県収用委員会の裁決の執行停止を求めた申し立てについて、高松地裁は29日までに却下した。
却下の理由を横溝邦彦裁判長は「ダム事業をもって自然や景観の損壊とはすぐには言えず、裁決の続行が損害を及ぼすものとは認められない」と指摘した。
収用委は7月、土地の明け渡し期限を11月22日と裁決。反対住民らは裁決の取り消しを求め同地裁に提訴するとともに、現時点で工事を止めなければ、将来事業が中止されても自然破壊だけが残るとして執行停止を求めていた。
◇ ◇
11月19日、きょう日中の空はまさに「雲一つ無い青空」だった。日が傾くにつれ、秋雲が少し出てきた・・。
ウチの屋上からでは電線を外した写真が撮れないのが残念。
