続・ 今川 2010.11.21「小さな命」救出作戦 |
報道されたものを下に。
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★ 岐阜新聞 2010年11月22日
水たまりに生物多様性
枯れた今川、住民ら孤立の魚救出
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20101122/201011221009_12220.shtml

【写真】枯れた今川に残った水たまりから、魚を捕まえる参加者ら。20種以上の魚類を長良川に戻した=21日午前、関市戸田、今川橋下
◆20種以上、希少種も
関市千疋で長良川の導流堤が流失し、2週間以上水が流れていない分流の今川で21日、地元住民らが川に架かる今川橋(同市戸田)の橋脚付近に残った水たまりに“孤立”した魚類を保護、長良川本流に戻す作業を行った。参加者らはわずかな水たまりで生き延びる生物の多さに驚きながら、小さな命を救えたことに安どの声をもらした。
今川は8月の大雨後、約3キロにわたり枯れた状態が続いているが、地元の自然保護団体が橋脚部分に残った水たまりに魚影を見つけ、県美濃土木事務所に対応を求めた。同事務所は同市のNPO法人「ギンブナの会」などと協力し、魚の救助作業を計画、市民や地元小学校などに参加を呼び掛けた。
作業には地元の親子や自然保護団体メンバー、同事務所職員、長良川中央漁協関係者や復旧工事の請負業者ら計約100人が参加。たも網などでギンブナやアジメドジョウ、ナマズなど20種以上の魚や、ヤゴやスジエビなどを捕獲。県レッドデータブックに登録されるヤリタナゴやスナヤツメ、イトモロコ、スッポンも確認された。特定外来種のブルーギルなども見つかった。
参加者は岐阜大学地域科学部の向井貴彦准教授や県博物館の千藤克彦学芸員から説明を受けながら、大きなプラスチックケースで特定外来種以外の魚類を川上の長良川へ搬送、放流する作業を約3時間繰り返した。
同NPOの須田道康事務局長は「この川がはぐくんだ多くの生き物が危機にさらされていたことが、参加者に伝わったはず」とほっとした表情。母親、兄弟2人と参加した同市金竜小3年の奥田一輝君(9)は、放流後に魚が泳ぎだす姿に「魚が川に帰るのを見てうれしかった。また今川に戻ってきてほしい」と笑顔をみせた。
導流堤は、来年4月中ごろまでに復旧する予定。
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★ 中日新聞 2010年11月22日

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11月21日。ウチの青空。
