これが「回答」????-長良川河口堰ゲート開放について- |
9月17日に ”市民による「豊かな海づくり大会」実行委員会”として、長良川河口堰ゲート開放に向けた公開質問・意見書を出しました。
長良川河口堰ゲート開放に向けた公開質問・意見書提出 [2010-09-21]
http://tokuyamad.exblog.jp/14637873/
9月30日夕方に、「窓口」の長良川市民学習会の武藤事務局長に「回答について必ずこちらから連絡します」という不可思議な電話が入って・・・・そして3ヶ月近く(その間、ボケーっと待っていただけではないけど、途中経過は省略)。
12月17日に「12月20日に回答の連絡をします」との連絡があり、12月20日に「ホームページに載せる形で回答させて頂きます。内容についてはホームページ掲載の係に送りました。掲載が22日になるか24日になるかは、ちょっと分かりませんが」。
24日中にはアップされませんでした。そして12月27日17時過ぎに、中部地整河川部から、以下のようなメールが窓口に入りました。
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日頃、国土交通行政にご協力をいただき、お礼申し上げます。
本日、HP(ホームページ)へ掲載しましたので、連絡をさせていただきます。
先週アップを目途に作業しておりましたが、資料の誤記修正に時間を要し、本日となってしまいました。HP掲載場所は、中部地方整備局HPの「川」>河川部>「中部の川と水」委員会等の開催状況>「中部地方ダム等管理フォローアップ委員会」>「平成22年度(第1回)中部地方ダム等管理フォローアップ委員会」>
「長良川河口堰について」 に掲載しておりますので、よろしくお願いいたします。
中部地方整備局 河川部 河川管理課
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一応、HP掲載場所を上記に書かれた順に従って探しました(チョー探しにくかったけど)。
「長良川河口堰について」
http://www.cbr.mlit.go.jp/kawatomizu/dam_followup/nagaragawa/index.htm
こちら側が出した公開質問・意見書には全く言及しておらず、かつ質問に対応もしていません。
何か間違ったのかと思って電話で確認しましたが、やっぱりこれなんですって。
おさらいで、 こちらが出したもののURL
100917公開質問・意見書 本文
http://www.tokuyamadam-chushi.net/umizukuri/100917koukai1.pdf
100917公開質問・意見書 資料
http://www.tokuyamadam-chushi.net/umizukuri/100917koukai2.pdf
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<反応>
(1) さんざん待たされ、はぐらかされた「窓口」武藤さんのコメント
これが回答?
自分が言いたいことだけ書いたものは回答とは言えません。
国会の大臣答弁と同じで、質問をはぐらかして時間だけを稼ぐ。回答はしない。
何を恐れているのでしょうね?
(2) 多分粕谷代表から送ることになるだろうもの(現時点では「予告」)。
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中部地方整備局 河川部 河川管理課 御中
昨日、HPへの掲載の通知をいただきました。
これは、2010年9月17日に私達、市民による豊かな海づくり大会実行委員会が貴局へあてた公開質問状のご返事と理解してよろしいのでしょうか。拝見する限り、このHPは河口堰に関する貴局の見解を流布するだけの内容にしか見えません。
もとより、公開質問状に対する回答は、一つ一つの質問に対する回答にほかなりません。
このHPをもって、私達の公開質問状に対する回答と言い張られるのであれば、日本語そのものが通じない情けなさを感じます。
再度、公開質問状を添付しますので、「一つ一つの質問に対する回答」をお寄せ下さるようお願いいたします。
市民による豊かな海づくり大会実行委員会
代表 粕谷志郎
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現時点で「はい、長良川河口堰のゲートを常時開放します」ということにはならないだろうことは理解できます(「理解する」=「同意する」ではありません。立場が異なることを前提に、「そうするであろう」ということを理解する、ということ)。
また「質問」に1対1対応もしにくいのだろうな、ということも理解します。
その上で、何でかくも対応しないものを「回答だ」と言ってきたか、が理解できません。
権力は向こうにある、完全無視という手もないではない・・・・なのに完全無視をしなかったのはなぜ?同時にここまで引き延ばしたのはなぜ?
8月末の「フォローアップ委員会」の資料を見たとき、何らかの動きがあることは分かりました。
長良川河口堰へのブーイングは、草の根レベルで存在します。
そのブーイングを「ゲート操作の改善」に収斂させようとするだろうことも読めました。そしてそれは「フラッシュ操作の回数を増やす」となりそうだ、ということは11月22日の岐阜県主催「長良川河口堰県民調査団」でもおよそ推測できました。
だから12月19日の中日新聞記事は「想定内」です。
長良川河口堰ゲート開放とは似てもって非なる「開門 倍増」 [2010-12-19 ]
http://tokuyamad.exblog.jp/15184707/
ここで「オワリ」にせず、あれこれの国交省・水機構側の「資料」をこんなにも作ろ、それでなくても「検討の場」とかで忙しいのに、御用納め前にホームページに無理矢理でも載せたのは、なぜ?
<何を恐れているのでしょうね?>
