2月5日 長良川に内ヶ谷ダムは必要か?シンポジウム |
おかげさまで80名ほどの参加を得ました。
(「このテーマだと30名も集まるかどうか」と心配していたので、とりあえず胸を撫でおろしました)
この日の資料は
長良川市民学習会HP http://dousui.org/ にアップされる予定です。
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取材が多かったのは良かった。
2月6日朝刊で、現時点で確認できたのは4紙 -- 岐阜新聞、中日新聞岐阜県版、毎日新聞(岐阜版)、朝日新聞岐阜版。
★ 毎日新聞ウェブ版
2011.2.6 毎日新聞岐阜版
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20110206ddlk21010013000c.html
内ケ谷ダム:建設の是非議論、市民団体が岐阜でシンポ 「意識の変革を」 /岐阜
県が郡上市大和町に計画する「内ケ谷(うちがたに)ダム」の建設の是非を検証しようと5日、市民団体「長良川市民学習会」が「長良川に内ケ谷ダムは必要か?」と題したシンポジウムを岐阜市で開いた。今本博健・京都大名誉教授(河川工学)が基調講演し「ダムを作るくらいなら堤防強化や河道の堆積(たいせき)土砂の掘削をすべきだ」と指摘した。
ダムは、長良川支流の「亀尾島(きびしま)川」の洪水対策のために計画され、78年に予備調査が始まった。重力式コンクリート製で、総貯水量は約1150万トン。事業費は03年の再算定では340億円。現在ダムは未着工だが、既に約179億円が投資されている。
今本名誉教授は、川の断面グラフを示し、現在の堤防の高さが、計画で設定されている河川整備の目標水位「計画高水位」より低い部分が随所あるが、「河道掘削だけで対応できる」と話した。その上で「洪水を流域全体で受け止めるという意識に変える必要がある」と指摘。堤防強化や水防活動などの危機管理の必要性を訴えた。
またシンポジウムでは、市民団体「長良川水系・水を守る会」の亀崎敬介事務局長が「内ケ谷には、福井県で希少種とされるカワネズミなど、川の流れの中で生きる動植物がいる」と話し、「ダムで渓流の流れを止めれば、彼らはどこに行くのか」とダム建設による環境への影響に懸念を示した。【石山絵歩】
★ 岐阜新聞
★ 中日新聞岐阜県版