2月6日 矢作川-環境漁協宣言から6年- |
矢作川での流域住民の取り組みが注目されている。
環境漁協宣言
http://yahagi-ayu.net/eco_dclt/eco_dclt.html
平成15年2月22日
矢作川漁業協同組合創立100周年記念
矢作川漁業協同組合第35回総代会
環境漁協宣言――矢作川漁協100年史
著者: 矢作川漁協100年史編集委員会 著
風媒社
http://www.fubaisha.com/search.cgi?mode=close_up&isbn=0523-3
この宣言とともに「矢作川漁協100年史」が編まれ、その年の12月に刊行された。
「環境漁協宣言――矢作川漁協100年史」が刊行されたこと、この本の刊行に当たっては、当時の組合長・澤田壽氏が情熱を傾けられたことを、在間正史弁護士から聞いた。
あんまり自慢にもならないが、私は「勉強は大嫌い」。でもって、本を大垣市立図書館にリクエストし、冒頭だけ読み、グラビア部分にざっと目を通しただけであった。恥ずかしい。
◇ ◇
今般、今本博健先生が「岐阜まで行くから矢作川を見たい」(岐阜市と三河は遠いと思うけど・・・)との意向を受けて動いて下さった方のおかげで、矢作川漁業協同組合の前(第9代)組合長の新見幾男さんにご案内頂けた。
たくさんのお話を伺うことができた。が、私のアタマの中は、満杯で消化しきれず・・・。
新見さんに合流する前、明治用水頭首工にて。
◇ ◇
「豊川も木曽三川も他人事ではない。回遊魚は、伊勢湾はもちろん遠州灘までの範囲で動く。中部地方の川は、海で繋がっている。」 なるほど。
「2009年9月の渇水では、矢作ダムのヘドロが下流まで流れてきて大きな被害が出た。(漁協)組合員からは『補償を要求するべきだ』という強い声が上がったが『矢作川漁協の原則は、徹底的に再発防止を求め、補償金を受け取らない、』と突っ張った(この原則を確認した)」
「100年」の蓄積、次世代に伝えるという確個とした意思。
自分の世代だけでしか物が見られない頭でっかちにガツン。
◇ ◇
笹戸ダムにて
矢作ダムにて
「2000年9月12日の出水(東海豪雨)では、堤体上部の4つのゲート(クレストゲート)が全開し、直下の民家の住民は、激しい振動で動くこともできず、柱にしがみついていたそうだ」
あんなにも高い(堤高100.0m)堤体の直下に民家がある。洪水吐き機能が生きるような洪水では、ダムは洪水防御どころか、災害の発生原因にもなる。「(ただし書き放流でも)流入量を放流量とするだけでピーク流量を増やすわけではない(からダムの所為で災害が発生するわけではない)」と河川管理者は言うが、流域住民の実感とは全く異なる。
国土交通省中部地方整備局矢作ダム管理所
http://www.cbr.mlit.go.jp/yahagi/index.html
古鼠水辺公園にて