若者たちの<脱原発×STOP浜岡>アクション |
「30年内に90%の確率で起こる」とされている東海大地震。その想定震源域の真上に中部電力浜岡原子力発電所がある。
「原発震災」が起こる可能性が最も高い原発として、
運転停止を求める訴訟も行われている。
浜岡原発とめよう裁判の会
http://www.geocities.jp/ear_tn/
中部電力のユーザーとして株主として、一刻も早く浜岡原発を止めることは責務だと感じている。
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若者(高校を卒業したばかり)たちが立ち上がった。
脱原発×STOP浜岡
http://stop-hamaoka.jugem.jp/
今、3月27日(日)『脱原発を歩こう!~ストップHAMAOKAぱれーど~』を呼びかけている。
場所:名古屋 栄 久屋大通公園バスターミナル前あたりに集合
集合:10時30分 開始:11時00分~1時間程度
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それは突然始まった!?!? ネットでわらわらと広がって・・・・
まず、3月20日、名古屋・栄 での署名活動
3月21日 中日新聞記事

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連休明け3月22日(月)に中部電力本店に署名を届けに。

集合時間より少し早く行ったら、「浜岡原発を止めろ」と14日から断続的に座り込みをしているHさんが。「中部電力株式会社本店」のプレートのどん前。

数分後には、口コミやネットで知ったオバサンオジサン達も集まり始めた。
何人を入れるの入れないの、マスコミを入れるの入れないの、と30分ほど。
結局、ロビーで広報課に申し入れることになった。

広報課は、言葉つきや態度は「穏やか・低姿勢」をとっているが、そこにわざわざ介入して敵対的・高圧的態度をとるのが総務課。多分、中枢の意識はこの「総務課」風なのだろうなぁ・・・。
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その後、愛知県と名古屋市に。東京から要請書を携えて来た方も。
左は愛知県の秘書課の部屋内で。右は名古屋市の秘書課に、なぜか廊下で手渡し。


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HAMAOKAは危険だ、ということはすでに世界中に知れ渡っている。運転を続けることへの懸念の声は高い。
それに対する中部電力の対応は、ひたすら「津波対策」である。
11.03.23 朝日新聞

今回の福島第一原発の全電源喪失という重大事故には、大津波が大きく関与したには違いない。だが、「津波の被害さえ防げたらどうってことなかった」ということでもない。
「原子力という魔法の『火』を人間は統御できるのか?」という根本的な問いを、改めて発している。
今の大人達は「ただ今現在」の便利さ、直近の物質的・経済的「成長」ばかりを求めてきてしまったのではないか? 「人間は何でも知ることができる、やることができる」と「人間の科学技術の無限の発展」をあまりにも素朴に信じすぎてしまったのではないか?
「我々は、すでに子どもや孫やひ孫までののクレジットカードを使い込んでしまっている」と誰かが表現していた。
2011.3.11とその後に今も続く大きな犠牲。
社会のあり方、政治のあり方、経済のあり方のどの面をとっても、「これまで」の単純な延長ということはありえない。
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23日現在も、データなどの公表が極めて乏しい。SPEEDIの情報も出さない。「生データを公表すれば誤解を招く」からだそうだ。
☆ 読売新聞 2011年3月23日01時52分
放射性物質の拡散予測公表せず、批判の声 http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110322-OYT1T01065.htm
福島第一原発の事故で、文部科学省が行った放射性物質の拡散予測の結果が公表されていないことに、専門家から批判が上がっている。
今回のような事故を想定して開発されたシステムだが、「生データを公表すれば誤解を招く」として明らかにされていない。
このシステムは「SPEEDI(スピーディ)」と呼ばれ、炉心溶融に至った1979年の米スリーマイル島の原発事故を踏まえ、開発が始まった。現在も改良が進められ、2010年度予算には7億8000万円が計上された。
コンピューターで原発周辺の地形を再現し、事故時の気象条件なども考慮して、精密に放射性物質の拡散を予測する。今回の事故でも、原発内の放射性物質が広範囲に放出された場合を計算。政府が避難指示の範囲を半径20キロ・メートルに決める時の判断材料の一つとなった。
住田健二・大阪大学名誉教授は「拡散予測の結果を含め、専門家が広く議論し、国民が納得できる対策をとれるよう、情報を公開すべきだ」と批判する。
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「よらしむべし、知らしむべからず」といわけか?
根拠も示さず(隠したまま)「パニックを起こすな、心配するな」と言われて、本当に冷静になれるだろうか?
「流言飛語」が踊るような条件を政治・行政が作り出していないか?
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