「涸れた今川」に水が戻った |
弊ブログ4月8日記事
4/7 内ヶ谷ダム「説明会」 に行ってきました
http://tokuyamad.exblog.jp/15781655/
の冒頭で触れたが、「涸れた今川」(※)に水が戻っている。
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岐阜新聞 2011年04月16日

関・今川に清流戻る 8か月ぶり、住民「やっと川らしく」
http://www.gifu-np.co.jp/hot/topic.shtml
関市戸田で長良川導流堤が昨年8月の出水で一部流失して以来、枯れ川となっていた今川に約8か月ぶり流れが戻った。災害復旧工事が終わったためで、水がほしい時期に入る農業者や漁業者だけでなく、周辺住民も「やっと川らしい景観が戻った」と喜んでいる。
今川は同市千疋で長良川から分流、岐阜市芥見で津保川と合流する、幅約100メートル、延長約3キロの一級河川。水量確保のために1990年代から導流堤が建設されたが、昨年8月の出水で延長約230メートルのうち上流寄りの68メートルと根元部分の土手も流失。本川の河床も洗掘により水位が下がり、流れが偏ったため今川は枯れ川状態になった。
復旧工事は県が総事業費2770万円で着工。堤流失部分と土手部分(延長48メートル)に100個を超える重さ5トンのコンクリート製根固めブロックを投入し土砂で埋めた。本川も最大2.8メートル下がった河床を埋め戻し、土砂が流失しないよう中小のブロック約320個を下流側に投入した。
今月8日、雨と雪解け水で増水した長良川の水が今川にも流れ、農地約600ヘクタールを潤す保戸島用水取水口も水が戻った。
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※ 弊ブログ2010年11月の「涸れた今川」に関する記事
http://tokuyamad.exblog.jp/14964154/
http://tokuyamad.exblog.jp/14970238/
http://tokuyamad.exblog.jp/14976129/
http://tokuyamad.exblog.jp/14991305/
http://tokuyamad.exblog.jp/15012354/
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http://tokuyamad.exblog.jp/15048452/
http://tokuyamad.exblog.jp/15042845/
もともと豊かに流れていた今川に水が流れにくくなり、導流堤が設けられた。
この「今川に水が流れにくくなった原因。今川と長良川本川の河床高の差がどんどん開いてしまった原因」は特定できていない。導流堤は対症療法にすぎない。
この復旧した導流堤はどのくらいの出水に持ちこたえられるのだろうか?
長良川中・上流域が、流域住民にとって「豊かで親しみやすい川」として蘇ることを祈る。
4月7日夕方。導流堤を上流側左岸から見る。
