9月5日 現場学習会 「長良川河口堰開門は可能か?」-3 |
(承前)
◆ 木曽川大堰、(木曽川)河口から26.0km。
職員の方に説明と案内をして頂いた。
取水のために水位をEL3.65m~3.7mに保つため施設。あらためて、ここから下流の維持流量をどうこうするための施設ではないのだ、と実感。「木曽成戸(木曽川大堰直下)で50m3/Sの流量を確保するために導水路が要る」って何?
木曽川用水総合管理所サイト
http://www.water.go.jp/chubu/kisogawa/index.html
ダム便覧 木曽川大堰
http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/All.cgi?db4=1228
◆ ”マウンド” 河口から約15km
「治水上、河口堰が必要だ」という説明に使われた。以下は事業者の説明。
でも・・・しゅんせつしてなくなったはず”マウンド”が、再び堆積をして形成されているらしい・・・
河床が上がってきても8000m3/S流れるという。だったら「治水上、河口堰が必要だ」というのは何だったのか?
この日は長良川の水位が高く、堆積が進んで「再びマウンドが形成された」状況は視認できなかった。
◆ 長良導水 河口から7.1km
右の長良導水取水口の写真は愛知県HP※から。
長良川河口堰の直上流の取水口。この水が知多半島の人々の飲み水の原水になっている。
木曽川用水総合管理所サイト → 長良導水事業
http://www.water.go.jp/chubu/kisogawa/jigyo/nagara_jigyo.html
長良導水取水口から名古屋港の海底を通って再び地上に現れたところ。
天白川を渡っている。
◆ 長良川河口堰 河口から5.41km
この日の河口堰はゲート全開。(5日午前9時 流入・流出804.38m3/S)
http://www.gix.or.jp/~naga02/nagara/japanese/20_seki-syoryo/graph.html
写真には撮れず。右の写真は愛知県HP※から。
◆ 知多浄水場
知多半島の人々は河口堰の水を原水とするようになって水道が不味くなった、という。
愛知県は「水質は基準を満たしている」という(話が噛み合っていない)。
活性炭を自動式で投入するようになった(大量に投入するようになった)のは事実のようである。
親切だけど、超心配性な(保守的な)場長さんのご案内で浄水場の写真撮影は止められてしまった。集合写真以外はこの工業用水配水池の写真のみ。
愛知県 知多浄水場サイト
http://www.pref.aichi.jp/0000022502.html
浄水場のしくみ-上水道施設の紹介
http://www.pref.aichi.jp/0000022505.html
※ 水源・導水施設
http://www.pref.aichi.jp/0000022806.html
工業用水道施設の紹介
http://www.pref.aichi.jp/0000022507.html
知多浄水場Q&A
http://www.pref.aichi.jp/0000022502.html
◆ 佐布里(そうり)池
畔に作られた「愛知用水神社」。
◇ ◇
この日の資料として:
「治水・塩害」問題についての在間弁護士の公開ヒアリング(愛知県「長良川河口堰」公開ヒアリング第1回)への意見
http://www.tokuyamadam-chushi.net/sonota5/zaimahearingiken.pdf
•愛知県の第1回「長良川河口堰検証」公開ヒアリングと塩害論[ 2011-06-20]
http://tokuyamad.exblog.jp/16159061/から再掲。