長良川河口堰検証 専門委報告書(9月21日) |
愛知県「長良川河口堰検証」第9回専門委員会。
パブリックコメントにかける報告書最終文案をまとめる日なので、是非傍聴に行きたいと思っていたが、台風15号接近で断念。
ユーストリーム録画中継を見た。
ユーストリーム録画中継
21日 前半
http://www.ustream.tv/recorded/17409575
21日 後半
http://www.ustream.tv/recorded/17410704
傍聴者発言の場面で、富岡・水資源機構中部支社副支社長と笹森・国交省中部地整河川保全管理官が挙手をして発言。
富岡氏は「招かれてリソースパーソンとして出席したが、そのときの懸念通り”結論ありき”だ。9月7日までに”回答”したことが反映されていない、無視されている、裏切られた。開門調査を正当化するためだけの委員会だ、と言わざるをえない」。笹森氏は、「岩屋ダムの供給能力(の低さ)を精確にとらえていない。河口堰は4~5m3/S利用されており、岩屋ダム等木曽川上流の他のダムで代替できる量ではない」。
「この専門委員会の議論は納得できないからね」という中部地整と水資源機構の宣言なのだろう・・・だったら、6月時点で、なぜわざわざあんな噛みつき方をしたのか?分からない。
続・愛知県「長良川河口堰検証」公開ヒアリングに中部地整が噛みついた
http://tokuyamad.exblog.jp/16174239/
資料は「長良川河口堰検証について」サイトhttp://www.pref.aichi.jp/0000042436.htmlの中、
http://www.pref.aichi.jp/0000045230.html にアップされている。
パブリックコメント募集についてはまだ載っていないようだ。
◇ ◇
★ 中日新聞 2011年9月21日 15時59分
長良川河口堰、開門求める報告書 愛知県専門委
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011092190144103.html
長良川河口堰(ぜき)(三重県桑名市)の開門調査の可否を検証している、愛知県の有識者会議の専門委員会が21日開かれ、2012年度から少なくとも5年以上の開門調査の検討を求める報告書をまとめた。今後、住民の意見を募った上、10月末に上部組織の有識者会議を通じて、大村秀章知事に報告書を提出する方針。ただ、開門調査には岐阜県や三重県などが反対しており、実現は難航が予想される。
前回の専門委までは、塩水がどのように遡上(そじょう)するかを把握する1~2年の予備調査と、堰の影響で激減したとされるヤマトシジミやモクズガニ、アユなどの生態系がどのように回復するかを観察する本調査を行うとしていたが、これを一本化する。
河口堰上流部から取水する長良導水、中勢水道、北伊勢工業用水は、他の用水によって代替が可能との見解を示した。
調査中は、堰の上流で水中の塩分濃度を観測し、地下水によって農地に塩害が出る恐れがあるときには、ゲートを閉めるなどの操作で防ぐ。河川管理者や漁業関係者、住民らが参加する「長良川河口堰開門調査協議機関(仮称)」と、下部組織にあたる専門委員会の設置も提言した。
河口堰の開門調査は2月の知事、名古屋市長選で大村知事と河村たかし名古屋市長が共同公約に掲げていた。
★ 朝日新聞

★ 岐阜新聞

◇ ◇
