石木ダムはいらない!全国集会-4- |
承前
23日のお昼に佐世保市に。
「本当に必要?石木ダムはいらない!全国集会」会場の佐世保市コミュニティセンターホールは約500人の参加者の熱気があふれた。
★ 長崎新聞 2011.10.24
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20111024/08.shtml
★ NBC長崎放送
http://www.nbc-nagasaki.co.jp/news/nbcnews.php
石木ダム建設の是非考える集会
長崎県と佐世保市が川棚町に計画している石木ダム建設の是非について考える集会が23日、佐世保市で開かれた。集会は石木ダム建設に反対する地元の地権者や市民団体が主催し、600人が参加した。川棚町に計画されている石木ダム建設は、佐世保市の水不足解消などを目的とした事業だが、地権者の反対で認可から36年経った今も着工のメドは立っていない。集会では全国のダム問題に取り組む市民団体の代表らが講演、佐世保市の水道配水量が減少傾向にある中、将来、水需要が増えるとした市の予測は実績とかけ離れているなどと指摘した上で、ダムを造る必要性はまったくないと訴えた。一方、県と佐世保市は土地の強制収用に道を開く事業認定を国に申請したままで、今年、事業を再検証した末、石木ダムは必要として改めて事業継続の方針を示している。
★ KTNテレビ長崎
http://www.ktn.co.jp/news/
石木ダム反対派が集会
東彼杵郡川棚町に計画されている石木ダムの建設に反対する大規模な集会が、きのう佐世保市で開かれました。集会には石木ダムの建設予定地の地権者のほか、県の内外から建設に反対する約500人が集まりました。石木ダムは佐世保市の水不足解消などを目的に、県と佐世保市が東彼杵郡川棚町に建設を計画しています。県は土地の収用を可能にする事業認定を国に申請していますが、地元の反対で取り付け道路の工事は中断したままです。きのうの集会では、ダム計画を独自に検証した市民団体が結果を発表しました。そして、ダム計画の根拠となっているデータは現実と一致しておらず、人口の減少や漏水対策が進むなかダムは必要ないと訴えました。集会の最後には、事業認定の申請を取りやめ、ダムの建設計画を白紙に戻すよう求める決議文が採択されました。
◇ ◇
地元地権者を代表して30歳の若者が発言。
彼は1982年の強制測量のときは1歳。おじいちゃんに背負われて現場にいた。
彼は淡々と話した。
「毎日毎日(肩肘を張った)反対運動があるのではなく、普通の日常がある」
「(その日常を大切に)このまま住み続けたいだけ」
その場所に「住み続けたい」と思える故郷。
その故郷を奪うどんな「大義」もありはしない。
「住み続けたい」故郷のすばらしさ、「住み続けたい」という願いの大きさと意志の強さ。
翻って、徳山村の当時の青年・壮年は「ここに住み続けたい」という強い願いを持っていたのだろうか?もし彼らがそういう願いを持てなかったのだとしたら、その当たり前の願い(を持つこと)を奪った責任は誰にあるのだろう?
◇ ◇
この日の夜、石木ダム絶対反対同盟の方のお宅に泊めて頂いた。
連夜のご馳走、いたれりつくせりのおもてなしに恐縮、感謝。
続く