第10回専門委員会-長良川河口堰検証- |
10月27日、愛知県「長良川河口堰検証」第10回専門委員会が開催された。議題は10月23日まで募集していたパブリックコメントとそれに対する専門委員会の考え方。

420項目にのぼる多くのパブコメを短時間でまとめた事務方(愛知県企画課)もスゴイ。
パブコメにきちんと目を通してコメントした委員もスゴイ。
皆様の徹夜状態の努力に敬意を表したい。
長良川河口堰検証について
http://www.pref.aichi.jp/0000042436.html
長良川河口堰検証第10回専門委員会
http://www.pref.aichi.jp/0000046009.html
報告書(案)に関する意見の概要と専門委員会の考え方(案) http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000046/46009/04_02_publiccomment.pdf
★ 朝日新聞 2011.10.28

★ 毎日新聞 2011.10.28
.長良川河口堰:開門調査、賛否意見420項目に 専門委、報告書まとめ来月に /愛知
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20111028ddlk23040187000c.html
運用開始から16年目を迎える長良川河口堰(ぜき)(三重県桑名市)を検証する県の専門委員会が27日開かれ、「開門調査が必要」とした報告書案に対するパブリックコメントが報告された。賛否それぞれの立場から多数のパブリックコメントが寄せられたことから、専門委は報告書案の表記を修正するため、報告書のとりまとめを11月7日の次回会合に持ち越した。
パブリックコメントは9月24日~今月23日に募集。53人から延べ420項目の意見が寄せられた。
開門調査が必要とした専門委の判断について「開門に伴う農地の塩害が懸念される」「開門調査に伴う費用は愛知県と名古屋市で全額を負担すべきだ」などの意見があった。また、専門委の議事運営について「開門ありきで議論している」「河口堰反対派が多数を占め中立性を欠いている」などの批判もあった。
専門委はパブリックコメントについて意見交換。パブリックコメントを反映させた上で、開門調査実施を盛り込んだ報告書をまとめることで合意した。
一方、委員を務める藤田裕一郎・岐阜大流域圏科学研究センター長(河川工学)の辞任も報告された。辞任理由は「本業が多忙になった」としているが、関係者によると、開門調査に踏み込んだ議事運営に不満を募らせていたという。報告書のとりまとめが大詰めを迎えているため、後任の専任は見送る。
河口堰の開門調査は大村秀章知事と河村たかし名古屋市長が共同マニフェストに掲げた。専門委は河川工学や環境、生態学などの専門家で構成。環境や利水、治水、塩害などのテーマごとに議論してきた。
報告書は上部組織の検証プロジェクトチームを通じて大村知事に提出される。大村知事は報告書を踏まえて対応を判断するが、開門調査には国や岐阜、三重両県の同意が不可欠だ。【加藤潔】
★ 読売新聞 2011.10.28

★ 中日新聞 2011.10.28
秋から春の開門提案 河口堰調査
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20111028/CK2011102802000104.html
長良川河口堰(ぜき)(三重県桑名市)の開門調査の可否を検討する愛知県の専門委員会は27日、専門委がまとめた報告書に対する住民の意見について意見交換し、委員らが開門の開始時期を農業用水が取水しない秋~春にすることなどを提案した。11月7日に最終の会合を開き、意見を踏まえて報告書を修正し、上部組織の有識者会議に提出する。
専門委は9月下旬に5年以上の開門調査を求める報告書をまとめ、直後から1カ月間、意見を公募。県内外の53人から、計420項目の意見が寄せられた。
開門調査の時期については「塩害防止のため、長良川用水が取水しない10月~3月末の早い時期に始めるべきだ」との意見が寄せられ、委員が「沿うべきだ」と提案した。
住民からは、ほかに「専門委の議論は、開門の結論ありきの茶番劇だ」「塩害が起きたら、誰が責任を取るのか」などの意見があった。
また、開門に慎重だった専門委の藤田裕一郎・岐阜大教授(河川工学)が多忙を理由に、9月末までだった契約期間を延長せず辞任したことを、事務局側が報告した。
(島崎諭生)
★ 岐阜新聞 2011.10.28

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藤田裕一郎委員は「本業が忙しいから」という理由で9月末付けで辞任。いろいろな意味で「?????」。「抗議辞任だ」というならまだいくぶんか理解できるが?
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