国交省・水資源機構の「報告書」批判会見 |
17日、国交省中部地整と水資源機構中部支社は共同して、愛知県長良川河口堰検証専門委員会の報告書批判の記者会見を行った。「開門しないぞ」宣言である。
21日に愛知県長良川河口堰検証プロジェクトチームの会議が開催される前に、「先制攻撃」をかけたのだろう。
自分らの主張が報告書で通らなかったことを「十分に議論されていない」「聞く耳をもたない」と非難している。
これまで長良川河口堰を巡る「異論」に一切耳を貸さなかったのは、どこのどちら様だろう?
中部地整管内の(事業者/国交省・水資源機構の設置する)有識者委員会の類を多々傍聴してきた。そこでの委員の役割とは、事業者の”評価”を承認することを前提に枝葉についてコメントすることだけ。それが専門家・有識者の役割だと頭から信じてやまなかった人たちからすれば、今般の専門委員会及びその「報告書」は青天の霹靂というところか。
★ 中日新聞

改めて公開の場で議論されることを歓迎する。
★ 岐阜新聞

★ 読売新聞 2011年11月18日
長良川河口堰の開門調査提言 水機構・国交省が異論 http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/111118_3.htm
長良川河口堰(ぜき)(三重県桑名市)の検証をめぐり、愛知県の専門委員会が開門調査の実施を提言する報告書をまとめたのに対し、水資源機構中部支社と国土交通省中部地方整備局は17日、合同で記者会見を開き、報告書の内容に改めて異論を唱えた。
両機関はこれまで、委員会の場で意見を述べたり、委員の求めに応じてデータを提供したりして、開門調査に反対の立場を繰り返し主張してきた。しかし、「それらが十分に議論されず、開門に積極的な委員の主導で報告書がまとめられた」として、そろって反論することにした。
同支社の富岡誠司副支社長は「開門ありきの拙速な議論で、聞く耳を持たれなかった。納得できない」と語った。同整備局からは田村秀夫河川部長が同席した。富岡副支社長らは開門調査の実施に反対したうえで、「今後も環境に配慮しながら、より弾力的にゲートを操作するなどきめ細かな運用を行っていく」と話した。
★ 毎日新聞

★ 朝日新聞

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