長良川河口堰第6回PT会議と専門委員会報告書と報道-1 |
11月21日、愛知県の長良川河口堰検証第6回PT会議が開催された。
長良川河口堰検証第6回プロジェクトチーム会議
http://www.pref.aichi.jp/0000046652.html
専門委員会報告書の確定版のURLは以下に(是非読んで下さい!)。
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http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000046/46652/20111121_sennmonniinnkaihoukokusyo1.pdf
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http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000046/46652/20111121_sennmonniinnkaihoukokusyo2.pdf
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http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000046/46652/20111121_sennmonniinnkaihoukokusyo3.pdf
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http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000046/46652/20111121_sennmonniinnkaihoukokusyo4.pdf
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http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000046/46652/20111121_sennmonniinnkaihoukokusyo5.pdf
共同座長の今本博健専門委員から報告があった。
資料2報告:専門委員会報告書
http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000046/46652/111121houkoku_senmoniinnkai_imamoto_resume_.pdf
”委員会での議論のなかでとくに注目される「長良川河口堰建設の正当性への疑問」および「近年の少雨化傾向への疑問」について説明する。”
16日の朝日新聞夕刊「窓」で紹介された論点である。
朝日新聞「窓」記事「河口堰論争」/専門委員会報告書
http://tokuyamad.exblog.jp/16833552/
「治水面からいって、長良川河口堰建設は不要な事業だった」ことがしっかりと明らかになった。
京大防災研究所の所長を務められた今本氏からこう指弾されたので、国交省は激怒しているのだろう。「虎の尾を踏んだ」というべきか。
しかし、国交省側の「反論」はここをすり抜けている・・・多分、反論できないのだろう。
国交省は責任ある立場なのだから、記者会見で”遠吠え”するのではなく、しっかりと公開の議論に応じるべきだ。
PTの報告書には「中部地方整備局が設置する専門家の会合との合同会議又は連続公開討論会を企画すること」が盛り込まれるはずである。
合同会議又は連続公開討論会の実現に期待したい。
◇ ◇
それにしても、である。
このPT会議についての報道は、物足りない。
★ 毎日新聞 2011年11月22日 地方版
長良川河口堰:有識者会議と県の専門委で合同会議開催を PT、県に要望へ /愛知
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20111122ddlk23040300000c.html
長良川河口堰(ぜき)(三重県桑名市)について検証する県のプロジェクトチーム(PT、座長・小島敏郎青山学院大教授)の会議が21日、開かれた。開門調査を求める専門委の報告書を元に、県への提言内容について議論。調査に反対する中部地方整備局が設置した有識者会議と県の専門委との合同会議の開催を県に求めることで一致した。
専門委が今月7日、開門調査を5年以上実施するよう求める報告書を出したことを受け、上部組織であるPTが取り扱いを協議した。
会議では、報告書を尊重した上で、PTの委員が報告書や関係者への公開ヒアリングについての意見をまとめ、提言に盛り込むことを決めた。
また、中部地整が開門調査に反対する姿勢を示しているため、中部地整が設けている有識者会議と県の専門委員会が話し合う場を設け、県に双方のギャップを埋める努力をするよう求めるという。
PTは年内に提言をまとめ、大村秀章知事に提出する予定。【三木幸治】
★ 中日新聞 2011年11月22日
★ 朝日新聞 2011年11月22日
朝日新聞は、11月16日夕刊「窓/河口堰論争」とのトーンの違いが際だつ。
続く