岐阜県「長良川河口堰県民調査団」 |
11月24日、岐阜県が主催する「長良川河口堰県民調査団」に参加した。
アクアプラザながらの展望台から、長良川河口堰がきれいに見えた。
私はガラス越し写真に失敗。これは一緒に行ったMさんの写真。

「長良川河口堰県民調査団」は
長良川河口堰調査検討会
http://www.pref.gifu.lg.jp/kendo/michi-kawa-sabo/kasen/mizushigen/kakouzeki.html
の下につくられていて、今回で34回目だそうだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
長良川河口堰調査検討会について
http://www.pref.gifu.lg.jp/kensei-unei/gyosei-kanri/shingikaito-kokai/shingikai/kasen/index2.html
長良川河口堰は、平成7年の本格運用から16年経過しており、県民からは治水・利水効果を評価する意見が寄せられている一方で、事業効果に対する疑問や環境保全に対する要望等、さまざまな意見が寄せられています。
本県におきましては、これらの意見に対し、国土交通省と水資源機構によって十分な対策がとられているかについて調査・検討を行うため、平成4年に学識経験者、各界の責任者や県議会・市町村の代表者等で構成される長良川河口堰調査検討会(以下、「調査検討会」という。)を設置しました。また、調査検討会では長良川河口堰県民調査団(以下、「県民調査団」という。)を組織し、平成4年度から平成22年度までに、合計33回の現地調査を実施しました。
調査検討会では、県民調査団の意見や、国土交通省と水資源機構の報告等をもとに、長良川の水環境や自然環境の保全及び治水などについて、計画・実施された対策が十分機能しているか調査・検討を行っており、通算17回の開催を重ねています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回は74名が参加したそうだ。数年前から公募を行っており、今回の公募参加者は6名。大部分の参加者は調査検討会委員、消防団・水防団、婦人会、自治体議員・職員などである。明らかに「言われたから来ただけ」という人も混じっている。
◇ ◇

冷たい風の中、アユのふ化場と魚道(3種類)の説明。

川と海とを断ち切る河口堰の「問題」が、水産資源のことにだけ切り縮められている。(「生態系」という観点はない)。
それにしてもアユのふ化場と魚道大変なお金と手間暇をかけていることがわかる。
◇ ◇

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
きょうの「調査団」は参加者が多いが、報道などで愛知県が長良川河口堰についいて検証しているということで関心が高まったのだと思う。これについて岐阜県としての何らかの姿勢が示されることを期待されているのかもしれないが、結論的には何もない。
というのは、愛知県から岐阜県には何も言ってきていない。愛知県としては開門調査をする、ということでアクションを起こすのかどうか、まだ白紙と聞いている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
聞いていて「何も言わないなら何で言及したのだろう?」と疑問に思った。
しかい、後の質疑での発言を聞くと、愛知県の動きに大いに関心をもっている方々が居られることはわかった。
来年2月頃に予定しているという「長良川河口堰調査検討会」では、岐阜県はどんな姿勢を示し、委員からどんな意見が出るのだろう?
◇ ◇
