12/10 よみがえれ長良川!よみがえれ伊勢湾! |
12月10日、シンポジウム よみがえれ長良川!よみがえれ伊勢湾!を無事開催することができました。
シンポジウム-長良川河口堰開門と生物多様性―
よみがえれ長良川!よみがえれ伊勢湾!
http://www.yomigaere.net/
厳しいスケジュールの中、大村秀章・愛知県知事、河村たかし・名古屋市長、近藤昭一・前環境大臣にご挨拶を頂きました。
シンポジウムの様子は、ユーストリーム「環境テレビ・中部」に順次アップされています。
環境テレビ・中部
http://www.ustream.tv/channel/環境テレビ-中部
その1
http://www.ustream.tv/recorded/19068889
その2
http://www.ustream.tv/recorded/19074528
その3
http://www.ustream.tv/recorded/19075401
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★ 中日新聞愛知県版 2011年12月11日
「長良川に清流戻そう」 河口堰シンポ
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20111211/CK2011121102000102.html
【写真】 「昔のような宝の川にしたってください」と語る大橋亮一さん(右から2人目)ら=名古屋市中区で
東海3県の市民団体によるシンポジウム「長良川河口堰(ぜき)開門と生物多様性 よみがえれ長良川!よみがえれ伊勢湾」が10日、名古屋市中区の伏見ライフプラザで開かれた。河口堰を問題視する専門家や漁師らの講演を250人が聞いた。
開門調査を求める報告をまとめた県の専門委員会で共同座長を務めた今本博健・京都大名誉教授は、生態系への悪影響や利水、治水効果が小さいといった報告内容を説明。国土交通省の専門家会合で対立する結論が出たことに、蔵治光一郎東京大准教授は「公開の場でどんな川を残していけるか議論しなくてはいけない」と主張した。
長良川で漁師を続ける大橋亮一さん(76)=岐阜県羽島市=は「魚は海へ行こうと思ったら行けれぇへんし、帰ろうと思ったらまた帰れぇへんてことで、ちょっとも上がってこうへん。たった16年でとんでもねぇ川になっちまった」と話した。
河村たかし名古屋市長は「環境問題から言ったら流れを止めん方がええに決まっとる」とあいさつし、大村秀章知事は「越えられないハードルはない。長良川の清流を取り戻しましょう」と呼び掛けた。 (中崎裕)
★ 毎日新聞 愛知版
長良川河口堰:問題点を議論 名古屋・中区でシンポ /愛知
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20111211ddlk23040145000c.html
長良川河口堰(ぜき)(三重県桑名市)の問題点を議論するシンポジウムが10日、名古屋市中区で開かれた。河口堰の開門調査を求める環境保護団体が主催。開門調査に向けた愛知県の検証作業が大詰めを迎える中、学識経験者らのパネリストが「開門調査を行うべきだ」と訴えた。
県の報告書で5年以上の開門調査を提言した県専門委員会委員の蔵治光一郎・東大生態水文学研究所長が「河口堰には利水、治水でメリットがないことが示された」と説明。岐阜県羽島市の漁師、大橋亮一さんは「堰ができて汚い川になった。きれいな川に戻してもらいたい」と訴えた。向井貴彦・岐阜大学准教授は「堰の影響で汽水域に生息する生物がいなくなり、河川の浄化能力も失われた」と指摘した。【加藤潔】
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テレビは、各局が全部取材に来ていて、夕方のローカルニュースで流れました。
私達は後片づけや懇親会でテレビニュースは見られず、残念。
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実際には、280人くらいの参加がありました。
いろいろな立場の”人”が交わりました。
多岐にわたる視点からの問題提起がなされました。
長良川河口堰を巡る経緯、「今」の課題が、浮かび上がってきました。
このシンポジウムを契機に、さらに「長良川河口堰という大問題」が深められていくことでしょう。
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<アピール 長良川河口堰開門調査実現を!>
今、愛知県の長良川河口堰検証作業を巡って、熱い議論が起こっています。
長良川河口堰建設に対しては、流域住民から、全国から、多くの疑念と批判の声が上がりました。その声を封じて河口堰は建設され、運用開始から16年が経ちました。
海と川との繋がりを断ち切った河口堰は、河口部のみならず、川の上流にも伊勢湾にも大きな影響を与えています。疑念と批判が現実のものとして明らかになってきました。
長良川の生態系の劣化を憂える多くの市民の声によって、今年初めの愛知県知事選挙・名古屋市長選挙の共同公約に「長良川河口堰開門調査」が盛り込まれ、今般の検証作業が取り組まれています。
昨年、名古屋で開かれた生物多様性COP10には多数の市民やNGOが関わり、会議を成功させました。生物多様性を保全するための愛知ターゲットが策定されました。
長良川河口堰を開門し、生態系回復へと踏み出すことは、愛知ターゲットが決議された開催地である名古屋・愛知・東海地方の市民の責任です。私たちは、この機会に、河口堰の開門調査を実現したいと願っています。
しかし、残念なことに、開門の権限をもつ国土交通省及び水資源機構は、愛知県の検証作業に強く反発し、開門調査拒否の姿勢を示しているようです。
私たちは、国土交通省、水資源機構、及び関係県市に対し、河口堰開門調査について、共通のテーブルで話し合いを始めるよう、強く求めます。
長良川河口堰の開門は、これまでの「公共事業」のあり方を根本から正す第一歩となるでしょう。
開門調査実現の要は、私たち市民が声を上げることであり、世論を喚起することです。
きょうのシンポジウムの成果を踏まえて、長良川河口堰に関する市民的議論をさらに広げ、開門調査実現へと結びつけていきましょう。
2011年12月10日
シンポジウム「よみがえれ長良川!よみがえれ伊勢湾!」
-長良川河口堰開門と生物多様性―
参加者一同
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