長良川河口堰検証第7回PT |
12月15日、愛知県の長良川河口堰検証第7回PTが開催された。
資料は ↓
長良川河口堰検証第7回プロジェクトチーム会議
http://www.pref.aichi.jp/0000047416.html

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中日新聞 2011.12.16 (愛知県版)
「長期開放の可能性も」 河口堰開門調査
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20111216/CK2011121602000103.html
長良川河口堰(ぜき)(三重県桑名市)の開門調査を話し合う愛知県の有識者会議が15日開かれ、大村秀章知事に提出する最終報告書の原案が一部委員から示された。原案では、開門調査を「堰の長期開放につながる可能性もある」と指摘。長良川を管理する国の委員会と、県の専門家による合同会議を設け、科学的、合理的な検証をさらに進めるよう提言している。
下部組織に当たる専門委員会は11月に、5年以上の開門調査を求める報告書を提出したが、有識者会議の報告書は開門調査の可否の判断にまでは踏み込まない方針。ただ、知事に報告書を出す際には、専門委の報告書も併せて提出する。
有識者会議の報告書原案は、長期的に開門する場合には、直接影響を観測する開門調査が必要だと指摘。堰上流部で取水する長良導水や北伊勢工業用水の代替水源の確保や、塩害が生じないようにすることを実施の条件に挙げた。
さらに、国や岐阜、三重両県などに開門調査の準備のための委員会設置を呼び掛け、愛知県庁に運営や予備的調査をする新組織を設けるよう提言。堰から取水している知多半島の水道水源の切り替えや福原輪中の調査、節水努力の呼び掛けなどで率先して積極姿勢を示すよう求めた。
この日の会議では、専門委がまとめた5年以上の開門調査を求める報告書も議論し、委員5人のうち2人から「河口堰の最適運用イコール開門という結論ありきの安易かつ乱暴な結論。一方的な評価で客観性や合理性に欠ける」「時間の制約などで、専門委の選び方が必ずしも適切ではなかった」などと批判的な意見が出た。
有識者会議は今後、各委員が最終報告書の文案を提出し、次回の27日に報告書の完成を目指す。だが、さらに議論を深めるよう求める委員もおり、年内に報告書がまとまるかは流動的だ。 (島崎諭生)
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M委員(※)の「専門委員会報告の受け止め方」。
* 中部地整 長良川河口堰の更なる弾力的運用に関するモニタリング部会座長
中部地方ダム等管理フォローアップ委員会委員
木曽川水系流域委員会副委員長
国交省 社会資本整備審議会河川分科会河川整備基本方針小委員会委員
検討資料2
「専門委員会報告の受け止め方」
http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000047/47416/04_03kentousiryou2.pdf
7p、12p
「客観性、合理性に欠け」る、「はじめに結論ありきの安易かつ乱暴な結論」。
この部分に対し、小島座長が「ここまでおっしゃるなら専門委員会委員をこのPTに呼んでしっかり議論しないとPTとしての報告書が書けない。3ヶ月でも半年でも延長して議論をする必要があるのではないでしょうか」と発言。
そうしたらM委員は急にトーンダウンして「表現としては失礼な言い方になってしまったかもしれない・・・。このままの文章をPT報告書に入れろ、ということではない」とか言い訳をしはじめた。
(言い訳しながらも「真の専門家に評価して貰ったら良い」とか、専門委員会の専門家は「ニセの専門家」だ、と言わんばかり。つまりはM氏のように国土交通省にいたく気に入られている「専門家」以外はニセだ、と思っているらしい。「311以後」のこの期に及んで?)
つまりは、専門委員会委員とガチンコの議論をする覚悟も勇気も(「科学的」裏打ちも)ない、単なる言いっぱなし、放言。
それでも新聞記事に取り上げられるのだから、こうした無責任な放言にも「意味」がある?
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