来年度「導水路」予算 2億9000万円 |
来年度予算原案が閣議決定された。
<直轄・水資源機構ダム事業予算(水管理・国土保全局)>
平成24年度 国土交通省所管ダム事業(直轄・水資源機構)予算案 http://www.mlit.go.jp/river/basic_info/yosan/gaiyou/yosan/h24/h24damyosan.pdf
木曽川水系連絡導水路事業は、今年度予算3億5000万円から17%減(マイナス6000万円)の2億9000万円。
記者さんの質問に「ダラダラとお金を使い続けることに、もう終止符を打って欲しい」と答えた。
2億9000万円の大部分(2億500万円)は、「水資源機構木曽川水系連絡導水路建設所」の事務所と職員を維持する費用だ。
「8500万円の予算を執行するための2億500万円」・・・ どう考えてもヘンだ。
記者さんの関心は「八ッ場ダム工事再開の影響をどうみるか」のようだった。
私はそんなに大きな影響はないように感じている(一種の「流れ、空気」みたいなものはあるだろうが)。
愛知県知事、名古屋市長は、早く(利水者として)「要らないものは要らない」ということをはっきりさせて欲しい。
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★ 毎日新聞 2011年12月24日 東京夕刊
群馬・八ッ場ダム建設:本体関連18億円
工事用道路整備など--予算案閣議決定
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111224dde041010011000c.html
政府が24日閣議決定した12年度予算案で、建設が止まっている八ッ場(やんば)ダム(群馬県)の本体工事を行うための関連工事費として18億円(事業費ベース、うち国費7億円)が盛り込まれた。「建設中止」を09年衆院選マニフェストに掲げた民主党は本体工事費の予算案計上に反対したが、前田武志国土交通相が22日、建設再開を表明、23日の政府・民主三役会議で正式決定していた。
関連工事費は、作業ヤードの造成や工事用道路の整備などで、国は「ダムの本体そのものを造るような工事ではない」としている。ダム周辺の付け替え道路や住民の移転用地の整備などの生活再建対策事業費は117億円(うち国費49億円)が計上され、11年度比36億円減となった。
政権交代後に検証対象となった全国83ダム事業(国と水資源機構が建設する直轄事業30、道府県が国の補助で進める補助事業53)のうち、継続方針が示された14事業は必要な予算額が盛り込まれ、中止6事業は事業費や補助金が見送られた。ダム事業の国費全体は1057億円(11年度比19%減)となった。八ッ場ダムの総事業費は約4600億円。政権交代を受け、国交省が本体工事の入札を中止していた。【樋岡徹也】
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「本体関連18億円」。実質的な工事は進まない。
つまりは「建設再開、本体工事の予算も計上」を宣明することに意味がある、ということか。
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今年春にはなぜか咲かなかった辛夷の木に花芽が。
