岐阜県 長良川河口堰調査検討会 |
2月16日、岐阜県の「長良川河口堰調査検討会 第18回」が開催されました。
配付資料は下に載っているが、議事録はまだ。
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長良川河口堰調査検討会
http://www.pref.gifu.lg.jp/kendo/michi-kawa-sabo/kasen/mizushigen/kakouzeki.html
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平成23年度長良川河口堰調査検討会(第18回 平成24年2月16日開催)
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★ NHKニュース 02月16日 18時22分
河口ぜきの運用めぐり検討会
http://www.nhk.or.jp/lnews/gifu/3006462191.html
長良川河口ぜきの運用のあり方や水質や生物への影響について意見を交わす、岐阜県の調査検討会が16日、岐阜市が開かれました。
検討会は、岐阜県が平成5年から毎年開いているもので、16日は、岐阜県のほか、河口ぜきを管理する水資源機構の担当者や学識経験者らが参加しました。この中で水資源機構の担当者が、夏場に川底の酸素量が低下するのを防ぐため、去年ゲートを 119回開き、おととしの3倍以上に増やしたと報告しました。これに対し漁業団体の関係者から「あゆの稚魚が海に下る秋ごろに集中的にゲートを開けられないか」といった要望や出され、川の環境問題に詳しい研究者から「河口ぜきとアユの生態の関係を調べるには、川にそ上するアユの数だけではなく、海での生息状況なども調査すべきではないか」といった意見が出されていました。
★ 中日新聞 2012.2.17 岐阜県版
★ 岐阜新聞 2012.2.17 県内版
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「あゆの稚魚が海に下る秋ごろに集中的にゲートを開けられないか」という要望を述べた”漁業団体の関係者”は玉田委員。
これに対して水資源機構長良川河口堰管理所長のM氏は「河口のノリ業者から10月からはノリ養殖のシーズンだから(流速を増す)フラッシュ操作はちょっと困る、と言われている。だからフラッシュ操作は9月までにしている」と。
そしたら玉田委員は「ちょっと困る、という程度やったら、もっと押してもらって何とか開けてくれんか!」と。
これはM所長には”想定外”だったようで「いや、本当に困るそうです・・・」とか、慌てていました。
「生態系全体を調査すべき」との意見は森誠一委員から。
森委員は「今は河口堰反対の立場ではない」のだけれど、同時に
日本魚類学会 http://www.fish-isj.jp/ の評議員なので、
昨年12月26日に日本魚類学会出したが、長良川河口堰開門調査支持の意見書と矛盾するようなことは言わない(言えない)。
日本魚類学会 河口堰開門調査を支持[ 2011-12-26 ]
http://tokuyamad.exblog.jp/16998238/
河村座長は、愛知県の長良川河口堰検証の枠組みの「(愛知)県民にとって最適な長良川河口堰の運用のあり方」という文言に過剰反応し、この検証自体が「愛知県エゴ」だと言いたいようだった・・・事務局である岐阜県河川課に対して執拗に「けしからん」と言わせたがっていた(岐阜県河川課のD課長は、上手にかわしてしていた。)。
長良川河口堰検証PT報告書は、そこのところに詳しく言及しているのだから、それをちゃんと読んでから発言してよね。
愛知県 長良川河口堰検証PT報告書
http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000048/48111/houkokusyo.pdf
5ページ
「愛知県民にとって最適な運用とは、愛知県民のみならず、岐阜県及び三重県の長良川、さらには木曽三川流域の人々の利益を考慮し、その中での愛知県民の最適な運用を考えることとなる。また、水道水源としてよりきれいな原水を保全していくことは、現在世代だけではなく将来世代に対しても必要なことであり、世代間の倫理でもある。
さらに、生物多様性条約第10 回締約国会議(COP10)の開催地であり、.愛知ターゲット.や「名古屋議定書」として国際的にも貢献するべき立場にいることを考慮すれば、地球的視野及び持続可能性というさらに広い見地から、また、時間的には、現在の住民だけではなく、次の世代の利益も含めて愛知県にとっての最適な運用の在り方を考えることが適当である。」
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