導水路裁判 2012.2.23 |
2月23日、愛知県に対して「木曽川水系連絡導水路事業に公金を支出するな」と訴えている裁判の第14回口頭弁論がありました。
豊田市の田中九思雄さんの原告意見陳述がありました。田中さんは、公害に対する運動の経験を踏まえて、企業優先の行政姿勢を批判し、「そもそも徳山ダムは必要なかったのです。徳山ダムを作った後、大量に余る水の処理に困って、起きるかどうか分からない『木曽川の渇水』を口実に計画したのが『導水路』だと、私は思います。」「愛知県にとって、不要不急の支出の最たるものは、この導水路事業費に外なりません。」と述べました。
この後、注目の証人(大村秀章氏、河村たかし氏)の採否について、裁判所の判断が示されると思ったら、肩すかし。
裁判所は、申請の出ているすべての証人に関して採否を明らかにせず、原告側申請の山内克典さんと富樫幸一さん、被告側申請の中村直文氏(愛知県職員)と、双方が申請している浅野和広氏(国交省中部地整職員)の4名を採用するのかな、と思わせる素振りだけで終えました。
原告側が、大村秀章氏と河村たかし氏とを証人申請している、という状態は(少なくとも5月16日までは)変わらないわけです。
参照:導水路訴訟:愛知県知事・名古屋市長の証人尋問申請[ 2011-12-13 ]
http://tokuyamad.exblog.jp/16946959/
報告集会の模様。
次回口頭弁論は、実に~ 5月です。
5月16日(水) 午前11時~。
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