熊野川台風12号水害調査行(8) 浅里地区 |
(承前)
少し後先になりますが、紀宝町の「広報きほう」の
平成23年10月号(№69) (PDF:約5.6M)
http://www.town.kiho.lg.jp/life/pdf/kiho1110.pdf
を見ると、相野谷川も含めた紀宝町(熊野川左岸)の被災状況(刻々の情報も)が少し分かります。
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どんどん低くなる西日にせかされるように、紀宝町浅里地区に向かいました。
ほぼ新宮市相賀(右岸)の対岸にあたる地区です。
途中の県道(熊野川左岸沿い)からしてすごい状況でした。仮復旧状態で、道の横に様々なものが積み上がっています。車の腹をこすりそう・・・あげくにパンクでもしたら大変・・・。
並河さんは「被災直後は新宮市内の各地もこんなふうだった。思い出してしまう」とおっしゃっていました。
沿道の電線にゴミが引っかかっていて、洪水の水位が非常に高いものであったことが分かります。
途中の大和田川の被災現場。まだ「片づけ」に至っていません。
結構大きな集落なのにひとけのない浅里地区の中心部・・・うまく写真になりませんでした。
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台風12号被害から半年。
3月4日付け中日新聞に下のような記事が載りました。
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名所「飛雪の滝」で事実上行き止まり。
ここに整備された公園には、かなり深く砂が堆積していました。(一歩一歩足が埋まりそうな感触)
下の「熊野川パノラマギャラリー/23)飛雪の滝」(滝のすぐ下から公園を見上げる方向で撮影されている)と比較するとその変わりようの一端が分かります。
紀南河川国道事務所>>熊野川懇談会>>熊野川パノラマギャラリー
http://www.kumanogawa.org/panorama.html
(23)飛雪の滝
http://www.kumanogawa.org/panorama/23.html
事実のもつ重みに圧倒されつつ、紀宝町を離れました。
エノケンさんありがとうございました。
並河さんにはこの後、宿泊先の民宿に案内して頂き、一緒に食事をさせて頂きました。
ここでやっと2月27日が終わって、翌日に続く。