大垣は廃墟となる-もし敦賀原発が事故ったら-(1) |
まずは「おさらい」。昨年の記事との重複ご容赦下さい。
岐阜は福井の原発の風下である。岐阜県の一部は、敦賀原発からの30km圏に入っている。
大垣市の中心部も敦賀半島の原子力施設(敦賀原発、美浜原発、もんじゅ、ふげん)から約70kmほどしか離れていない。
昨年3月3日、敦賀半島の水晶浜から1000個の風船を飛ばした。
( 水晶浜。2012年3月3日。背景は美浜原発。)

最終的には100個の風船が拾われ、そのうち80個以上は岐阜県内だった。

さよなら原発ぎふ ブログ 2012-04-18 05:59:33
最新版 風船落下地点地図&自治体別落下状況まとめ
http://ameblo.jp/611gifu/entry-11226185651.html
この衝撃的な結果は岐阜県を動かした。4月には、岐阜県は「震災対策検証委員会原子力分科会専門部会」資料としてこの地図を使い、6月には、古田知事は経産省にもこの地図を持って行った。岐阜県議会の自民党会派が「大飯原発再稼働は慎重に」という意見書を県議会に出し、全会一致で上げた。
岐阜県トップ > 岐阜県議会 > 定例会の記録 > 平成24年 > 第2回臨時会 > 議決状況
原子力発電所再稼働に関して国の慎重な対応を求める意見書について
http://www.pref.gifu.lg.jp/gikai/teireikai/heisei24/ringi2/hatuan/genshi.html
そして、岐阜県は、3000万円の予算を使って、県として放射性物質拡散シミュレーションを行い、昨年9月に公表(11月に追補)した。
放射性物質拡散シミュレーション
http://www.pref.gifu.lg.jp/bosai-bohan/bosai/nuclear/simulation.html
ケース⑦は、大垣の住民としては衝撃的なものだ。

続く
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