荒崎水害訴訟終結(1) |
2002年7月10日の水害から12年。2004年8月の提訴から10年。
荒崎水害訴訟は、原告敗訴で終結した。
<参考>
•荒崎水害訴訟控訴審不当判決、そして・・・[2013-11-06 ]
http://tokuyamad.exblog.jp/20794389/
2014.7.17 岐阜新聞1面
2014.7.17 岐阜新聞29面
提訴10年…住民落胆、無念の棄却 荒崎水害、敗訴確定
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20140717/201407170922_22914.shtml
写真:提訴10年…住民落胆、無念の棄却 荒崎水害、敗訴確定 記者会見する安保千春原告団長(中央)と弁護団=16日午後、岐阜市美江寺町
「一言で言うと不満で、納得できない」。2002年7月の豪雨で、浸水被害を受けた大垣市荒崎地区の住民が起こした荒崎水害訴訟。安保千春原告団長(74)=同市=は、最高裁の上告棄却決定に肩を落とした。
◆県の施策へ期待も
名古屋高裁での控訴棄却は昨年9月。以降、原告団は半数以下の57人に減ったが、安保団長は「最高裁というチャンスがもう一回あると、望みを持っていた」と原告団にとどまった。しかし、決定は無念の棄却。「本当に原告の上告理由書を読んだのか。悔しさしかない」と憤る。
現在も大雨が降るたびに不安な日を過ごしているというが、一方で県の施策への期待もある。県は今年、「新五流域総合治水対策プラン改定案」に、今後10年で大谷川の堤防をかさ上げし、洗堰(あらいぜき)を解消することを示した。
2004年8月の提訴から10年余り。安保団長は「粘り強く係争した成果とも取れる内容」とした上で、「裁判で主張は認められなかったが、県の計画への期待もある。今後は、プランが本当に10年で実行されるか、注視していきたい」としている。
◇ ◇
右は、2002年7月の水害後すぐに(7月中に)発行された木曽川上流河川事務所のパンフレットの表紙。 このパンフ「速報 平成14年7月10日出水 揖斐川・長良川出水状況」PDFファイル
http://www.tokuyamadam-chushi.net/sonota/02.07kisojou.pdf
大水害の後、10日くらいで印刷・発行している。実に迅速…
”木曽上”は上から下まで仕事熱心だから?
それともこの水害を「徳山ダム早期完成要望」への結び付ける意図があったから?
木曽川上流河川事務所では、2004年3月付で「1冊10万円、たった100冊の部内用の治水史」-ウラガネづくり以外のなんだ?-が作成されている。
•「1冊10万円の治水史 騒ぎ」と情報公開と秘密保全法[ 2013-05-01 23:06 ]
http://tokuyamad.exblog.jp/19316742/
他方、徳山ダム事業費大幅増額問題(2003年~2004年)のときに、荒崎地区では「徳山ダム早期完成要望」の署名が半強制的に集められた。
そして2004年には、荒崎地区の水害被害を軽減するはずの牧田川河川改修の予算qを削って、徳山ダム工事に付け替えた。
地域住民の悲願を裏切って
http://www.tokuyamadam-chushi.net/sonota/arasaki-tisuitokkai.pdf
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この項、続く。