徳山ダム・エクスカーション下見行 2014.8.28 |
2010年の名古屋でCOP10開催からはや4年。
今年はCOP12が韓国・平昌で開催される。
それに先立って、韓国から4大河川事業に抗して闘ってきたお二人を招いて、木曽三川エクスカーションやシンポジウムを行う。
長良川市民学習会HP http://dousui.org/
9月5日(金)~7日(日)長良川・伊勢湾・COP12アクション
9/5.6 木曽三川エクスカーション
(共催:伊勢・三河湾流域ネットワーク、長良川市民学習会、導水路はいらない!愛知の会)
http://dousui.org/dataroom/pdf/20140905-06_Kiso3senEx.pdf
の下見のため、8月28日、徳山ダムまで行き、導水路予定地沿いに岐阜に戻るコースの下見に行ってきた。
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横山ダム50周年・・・そうか、もう半世紀も経つのか。
コンクリート節約のために「中空式」を採用した珍しいダム。「土木」技術者の武藤さん、パンフレットを貰いに立ち寄る。
国土交通省中部地方整備局横山ダム管理支所HP
http://www.cbr.mlit.go.jp/kisojyo/yokoyama/
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少しずつ予算がつき、橋脚を1本ずつ建てていた川尻橋の架け替え工事。
アベノミクスで予算がついたのか? 大々的に工事が行われていた。
横山ダムは洪水調節容量を確保するため、いつもほとんど空に近く、いつも浚渫している。
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水と森の学習館。なぜ今までここを訪れたことがなかったのだろう?
生命の水と森の活動センター公式サイト
http://www.inochinomizutomori.or.jp/index.html
徳山水力発電所は大きい方の一号機が工事中。それでも外部から見える部分の工事は少なくなったようだ。
かつての調査坑を利用した展示画廊(?)。
とても涼しいのは良いが・・・
ここの「徳山ダム建設事業従事者」銘板には大いに文句がある。
参照
•キャンプ下見と徳山ダム堤体内部見学-2[ 2010-08-11]
http://tokuyamad.exblog.jp/14376550/
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徳山ダム建設所職員として従事した職員(元職員)「有志」がお金を出し合って作ったのだそうだ。いろいろと懐かしい名前も並んでいる。
正直「違和感」がある。
公共の場所に、個人名を並べて良いのだろうか?
極論すると「有志」でお金を集めれば、水機構理事長の銅像を建てるのも「あり」になってしまう。このことを国土交通省に問い合わせしているが、「どの部署がどう言えるのか分からない」。
「有志」が作ったものだから関係者全員かどうかも徳山ダム管理所では分からないそうだ。
全員でないとすると、ますます「名前を載せた基準は何だ?」
試験湛水開始の際の過労で心を患って、2007年初めに自死した職員の名前はあるのだろうか、ないのだろうか?
この職員は、自らの仕事の中身に悩んでいた、と聞いている(悪く言えば、旧徳山村の人々を口先でなだめすかして、「試験湛水開始に支障がないよう」「できるだけ黙らせる」のが任務だった。若い職員は”先輩”達が行ってきた数々の悪行のことを旧徳山村の人々にキツク言われて悩んだろうことは想像に難くない)。
徳山村を湖底に沈めた徳山ダムは、こうした命も含め、本当に多くのものを奪った。
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徳山会館の前の広場から。
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揖斐峡大橋から、導水路の取水口予定地の方角を見る。 鉄塔のある辺りだそうだ。
西t平ダムの湖面はいつもこんな濁り色。ここから取水する水で長良川や木曽川jの「環境改善」をすると言われて納得するかぁ?
実際に水質にはいろいろな「問題」がある。
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山口頭首工。
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古津。 上は千鳥橋。
夏休みの最終局面で、家族連れらしいバーベキューのグループがいくつも千鳥橋の下に。
岐阜市中心部の方角を見る。
ここから岐阜駅まできっちり20分。
計算した時間通りに動けそうで良かった。
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