やっと受け取ったパンフ |
昨年8月5日に名古屋市のシーテック本社に、個人情報開示請求に行った件などは以下に。
■ 岐阜県警が中電子会社に住民運動潰し指南 その3 [2014-08-06 ]
http://tokuyamad.exblog.jp/22708285/
■ 岐阜県警が中電子会社に住民運動潰し指南 その5[2014-08-15]
http://tokuyamad.exblog.jp/22744021/
私は、勝手に”関係者”にされた。そして「関係する住民のみなさまに申し訳なく思う」とのコメント(2014.7.24 朝日新聞夕刊)。
なので、8月5日に「せめて地元説明に使ったパンフくらいは下さいな」と言ったが「時間が経ったので残部がない」とか「PDFファイルでは渡さないのが弊社の決まり」とかで寄越さなかった。

社内手続きに何日もかかって、やっと1部を送って貰った。
(表紙が全く同じで中味が多少違うの-バージョンアップ版?-が何種類かあるらしい。下のは比較的新しいものだと思う)
シーテック「ウィンドパーク南伊吹(仮称)」パンフ:2014年11月
http://www.tokuyamadam-chushi.net/sonota10/201411ctechpanf2.pdf
2012年の「変更届」以降の彼らの事業計画の”揺らぎ”が見える。
<参照>
ウィンドパーク南伊吹 環境アセス 対象事業変更届 2012.8
http://www.tokuyamadam-chushi.net/sonota9/assess7.pdf
まず、工程計画が変化するのは当たり前だろう。
あの場所でイヌワシ・クマタカが確認できるのは常識(私のようなシロウトでも「居るに決まっている」と断言できるほど有名な場所)。それを存在しないことを前提に立てたスケジュールでは、まずは環境アセス準備書が遅れるのは当たり前。準備書を出した後でもすんなりとはいかない、バードストライクという点だけとっても、この地域に大型風車を建設して「大丈夫」などといえる専門的知見は存在しない(事業者にご都合の良い報告を作るコンサルにお墨付きを与える「学識者」と称する御仁が”浜の真砂”ほど存在するのも事実であり、それを論破できない程度の「専門家」が行政の委員を務めたりする事例も少なくないが)。
それだけではない。
1)風車の位置
「変更届」記載の16基と今回の16基は位置が違う。
「変更届」2012.8

今回(2014.11)のパンフ4枚目

「変更届」段階で「方法書記載後にとりやめた」としている場所に、また風車建設を予定したりしている。
なぜ「記載後にとりやめた」のか、なぜまた「復活」させることにしたのか。
きちんと理由を説明するべきだ。そうでなければ、「話がコロコロ変わる、いい加減な事業者」と不信感をもたれても仕方がない。
私は、大垣署と(株)シーテックによって「関係者」にさせられてしまったのだから、説明して欲しいなぁ。
2)風車の大きさ
風車の大きさ(出力、風車の直径) を縮小するかもしれない、という計画になっている。
2012年8月の「変更届」「追加分調査実施計画書」では、1基の出力3000kW 、風車の直径は100mというものだった。(「~程度」という言葉を使っているが、中味を見れば明らか)
今回のパンフでは、1基の出力は「2000~3000kW級」、風車の直径は「80~100m程度」となっている。縮小について検討しているのは間違いないのだろう。
健康被害にしろ、生態系破壊にしろ、縮小すれば「問題」が解決するわけでは全くないが、大きくするよりは小さくする方向を検討するほうがマシであるには違いない。
”スケールメリット”と称して大型風車建設を考えていたのだから、縮小すれば当初のカネ儲け計画通りにはならないはずだ。
さっさと計画をとりやめるのが(株)シーテックという企業のためだと思うけど。
◇ ◇
このページは、同じ表紙でもないものもある。後から追加したらしい。

「風力発電事業を通じた地域メリット」!!???!!
◇ ◇
1月13日。伊吹山。
