30名超参加!! 風力発電建設予定地トレッキング(3) |
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から続く。
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実はこの日の「目標」はここだったかも。
「ひまわり畑」 http://ameblo.jp/kuwacoh-himawari/
ここでお腹いっぱい食べて、若干の交流会。
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当事者の一人Fさんの感想。
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本日は上石津トレッキング、お疲れさまでした。30名以上の方に加え、朝日新聞I記者、中日新聞Y記者も参加して、現地を見ることができてとても有意義なものになったと思います。
所々崩れかけた山道は、いくら拡張し、舗装しても大型重機や風車搬入に耐えられるのか?友の会の小倉さんがいうように、大幅に山を削らないと拡張はできず、その工事がひとたび大雨がふれば大きな崖崩れを起こすことが容易に想像できます。また80メートルの関西電力の送電線の鉄塔を間近で見たときに、風車はこの鉄塔ごとぐるぐる回る大きさだと実感し、いかに巨大なものであるかと思いました。
この現地見学をしてみて、あらためて、中電が反対運動が広がらないうちにとっとと進めたがった理由がわかった気がします。自然破壊の規模が凄まじいもので、風力発電の是非はともかく、建設課程でおこる開発により、もとの風景を跡形もなく破壊しつくすだろうと思われます。一基の風車の基盤が100m四方のコンクリート面と聞いてはいたものの、実際に山に立ってみると、どれだけの山を削って平面をつくるのか、信じられない規模です。
その姿を想像できた人は、おそらく風力発電施設建設に反対の立場になる可能性が高いと思います。
工事が着工されてしまえば、住民はあきらめるしかないと思ったのでしょう。
三輪さん、松島さんが風力発電そのものに反対であるだけでなく、その工事が故郷を破壊するものであることに非常な危機感を抱いたことにも納得がいきました。裁判は、なかなか勝てる道筋がみえてきませんが、少なくとも今回の事件が企業の経済活動を優先し、そこに住む住民の声を圧殺しようとする巨大な権力が背景にあることははっきりしています。
原発、沖縄など、一部の特権階級の利益のために、貧しいけれど豊かな自然をもつ地域を犠牲にするやり方は、まったく同じ問題であると思います。
ほんとに負けるわけにはいかないと痛感しました。
往復3時間の強行軍で、かなりバテましたが、行ってよかったと思いました。ありがとうございました。
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当事者Maさんのメール(の一部)。
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昨日はトレッキングお疲れ様でした。先ほどN先生からメールがありました。先生のメールを見て、やっぱり基本のところにかえって物事を見ていかなければならないと思いました。
現地で感じていただいたように、緑豊かな自然の中で、心豊かに暮らしていくことが僕の生き方です。こういう生き方を目指すようになったのは上石津に来てからです。上石津の自然に育ててもらったような気がします。その生き方を阻害する開発事業(風力発電、ゴルフ場など)にはどうしても賛同できません。そこに人が暮らしているという厳粛な事実に目を向けないような在り方は地獄を作ります。戦争法然り。人を人と見ないあり方を畜生といいます。他人の命を無視して、どこまでも利益を追求して行くあり方を餓鬼といいます。隣にいる人をきちんと人と認め、共に生きることのできる世界を念願します。
現地トレッキングに参加いただいた方々有難うございました。
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この項終わり。
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