2015.12.12 さよなら原発ぎふパレードin大垣 |
カテゴリ:脱原発 2年ぶりの投稿
• 大垣は廃墟となる-もし敦賀原発が事故ったら-(1)~(3)+続 2013年4月~5月
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•98万人避難? ムリでしょ! 止めるのは 今でしょ!
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12月12日、「さよなら原発ぎふ」の19回目のパレードを大垣で行った。

2012年9月に岐阜県が発表した
「放射性物質拡散シミュレーション結果」
http://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/bosai/genshiryoku/c11117/simulation.html
http://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/bosai/genshiryoku/c11117/simulation.data/result_for_HPup_rev1.pdf
によれば、大垣市中心部は「110mSv/年」という凄まじい汚染にさらされるかもしれない・・・
「西濃が大変!STOP原発再稼働!」
この日の様子の粗々は以下に。
平和・人権・環境を守る岐阜県市民の声 《略称 岐阜県市民の声》ブログ
・さよなら原発ぎふ 19回目のパレード(12.12)
http://ameblo.jp/gifuheiwa/entry-12105830609.html
2015/12/13 中日新聞(西濃版)

◇ ◇
「放射性物質拡散シミュレーション結果」
http://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/bosai/genshiryoku/c11117/simulation.html
を経て、岐阜県は【原子力災害対策強化地域】を定めた。
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① 甲状腺等価線量が週50 ミリシーベルト以上となる可能性が示された地域
<西濃>大垣市(旧上石津町)、垂井町、関ケ原町、揖斐川町(旧春日村及び旧坂内村)、池田町
②実効線量が年間100ミリシーベルト以上となる可能性が示された地域
<西濃>大垣市(旧大垣市)、関ケ原町、揖斐川町( 旧藤橋村及び旧坂内村)
③実効線量が年間20ミリシーベルト以上となる可能性が示された地域
<西濃>大垣市、海津市(旧平田町)、養老町、垂井町、関ケ原町、神戸町、輪之内町、安八町、揖斐川町、大野町、池田町
<中濃>関市(旧板取村)、可児市(旧可児市)、郡上市(旧八幡町、旧大和町、旧美並村、旧明宝村及び旧和良村)
<東濃>多治見市( 旧多治見市)
<飛騨>下呂市(旧金山町及び旧馬瀬村)
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この対策強化地域①と②を含む、5市町(大垣市、垂井町、関ヶ原町、揖斐川町、池田町)について、早く避難計画を作れ、という県の指導があって、大垣市は昨年7月「避難計画(暫定版)」を作ったが、住民にまともな説明できるシロモノではない。(ツッコミどころが多すぎる)
他方、今年の7月に、岐阜県は「対策強化地域③を含む市町の避難計画策定には、岐阜県内にとどまらず広域的な調整が必要なので、どんな問題がありうるかのコンピューター上のシミュレーションを発表した。
原子力災害に係る避難方法シミュレーションの結果について
http://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/bosai/genshiryoku/c11117/evacuation-time-estimate.html
・ 揖斐川ルートの場合 → 7市町の約17万人に避難指示
・ 関ケ原ルートの場合 → 19市町の約76万人に避難指示
わぁ、どうするの!?!?
参照:岐阜県の【原子力防災】のページ
http://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/bosai/genshiryoku/
◇ ◇
まずは、2012年9月に岐阜県が発表した
「放射性物質拡散シミュレーション結果」
http://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/bosai/genshiryoku/c11117/simulation.html
http://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/bosai/genshiryoku/c11117/simulation.data/result_for_HPup_rev1.pdf
の説明をちゃんとして貰わないことには、何がどうコワイのかさえわからない。
12月7日、 「原発災害を心配する西濃地区住民有志の会」で、大垣市長宛に(岐阜県知事宛にも同趣旨のもの)以下のような「お願い」(要望)を出した。
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お 願 い
原発災害時の避難についての考え方の説明会を開いて下さい
日頃、大垣市民の安全と安心のために尽力いただきありがとうございます。
西濃地区は、福井の原発の風下にあたります。福井の原発にもしものことがあったらどうなるのだろう?と以前から漠然とした不安はありましたが、福島第一原発の大事故でその不安はより一層大きなものとなりました。
2012年3月、私たちを含む岐阜県の市民が美浜原発前から風船を飛ばしたところ、1000個の風船のうち100個が回収され、その85%は岐阜県内で見つかりました。そして同じ2012年の9月、岐阜県は県独自に行った「放射性物質拡散シミュレーション」の結果を公表しました。大垣市中心部は年間110mSvというすさまじい汚染に見舞われるかもしれない…衝撃的です。
そのシミュレーション結果を踏まえて策定された「岐阜県地域防災計画【原子力災害対策計画】」では、ここ西濃地区のすべて市町が【原子力災害対策強化地域】となっています。そして大規模な原子力災害の場合、「揖斐川ルートの場合 → 7市町の約17万人に避難指示」「関ケ原ルートの場合 → 19市町の約76万人に避難指示」という避難シミュレーションもあります。
大変な数字です。いざというときの避難は容易ではないことが明らかになってきています。
他方、避難計画の策定が不十分なまま、原発の再稼働が始まっています。関西電力、日本原電は再稼働に向けて原子力規制委員会に、次々と福井にある原発の審査申請をしています。”もんじゅ”の行く末も不透明です。
避難計画が完成するのを待って、それから説明を受ける、という悠長な話ではなくなってきています。
いざというときにパニックなどの混乱で、失われなくても良い命が失われたりすることのないよう、住民は早めにしっかりとした情報を得、自ら考えて適切な判断ができるように備えていかねばなりません。そのためにも、まずは、避難計画の前提となる岐阜県の「放射性物質拡散シミュレーション」の結果の説明を、県の担当者から受けたく思います。
岐阜市では、昨年8月に、岐阜市主催で県の「放射性物質拡散シミュレーション」の結果の説明会を開催しました。参加した岐阜市民、岐阜市議の方々は「よくわかった」「避難を考える上での基礎的な知識が得られた」と高く評価しています。
どうか、大垣市でも、大垣市が責任をもって、県の「放射性物質拡散シミュレーション」の結果の説明会を開催して下さい。切にお願い申し上げます。
以上
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12.12の写真集は次に
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