続・無罪判決!名古屋白龍 デッチ上げ「暴行」事件 |
https://tokuyamad.exblog.jp/29560519/
の続き。
2018年2月27日24時の控訴期限までに名古屋地検は控訴せず、無罪が確定した。
2018.2.28 中日新聞夕刊

そりゃそうだ。
ありもしない「暴行」事件を作ったのだから、一審を覆すに足る「有力な証拠」など存在すはずがない。
彼らがよりどころにしたかったのが「防犯カメラのビデオ画像」なのだが、橋本教授のの画像鑑定によって、実はこのビデオ映像こそ「被害者の供述及び証言の怪しさ」を浮き彫りにしたのだった。この橋本鑑定を覆す鑑定をする専門家を見つけるのは至難のわざであろう。たかだか名古屋地検の下っ端検事のメンツのために、検察側がしょちゅうお世話になっている橋本教授の鑑定を弾劾することになるのは、検察上層部にとっても嬉しくない。
幸いにも(?)一審判決は「被害者が何らかの衝撃を感じ、それを被告人が突いたものと誤認した可能性がある」などと被害者・警察・検察をかばっている(「被害者」が積極的にウソをついた、警察・検察ともに一方的に「被害者」に肩入れし、住民側の目撃者の話を聞こうともせず、業者に雇われた警備員だけを目撃者証人として証言のすりあわせを試みた、と非難していない)。
ここで退いておけば、上級裁判所で厳しく弾劾される、というリスクを避けられる。
◇ ◇
2月28日、ご本人と弁護団が、名古屋の司法記者クラブで記者会見を行った。

ここで出てくる「日本弁護士連合会の東京集会」とは、2月16日の
https://www.nichibenren.or.jp/event/year/2018/180216.html
である。
この2月16日の午後には、「もの言う」自由を守る会主催の東京集会を行った。
奥田さんはここにも顔を出して下さった。
「もの言う」自由を守る会
http://monoiujiyu-ogaki.jimdo.com/
≫ 2018年2-16東京集会


警察が頂点からの方針だとしてきている「住民運動潰しの警察力介入」を跳ね返した、という意味で全国的に大きな意味をもつ勝利といえるだろう。
奥田さんと弁護団に心から感謝したい。
名古屋白龍 住環境を守る会
http://hakuryu-mansion.jp/
◇ ◇
高層マンション反対運動は、”降りかかった火の粉”を払おうとしただけである。
(”火事場”に勇んで駆けつける「プロ市民」(?)とは全く違う)
ましてこのデッチ上げ「暴行」罪被告事件など、青天の霹靂、一方的受難に他ならない。
だが、こんな理不尽な目に遭わされれば、「警察は正義の味方のはずだ」「行政に任せておけば市民の生活は守られるはずだ」と無邪気に信じていることはできなくなってしまう。
自分や家族や仲間の健康や暮らしを守るためには、ときに行政や警察を相手に厳しく「もの言う」必要もあるということを身をもって知ってしまった。
権力を嵩にきた不当な弾圧、不当な圧力は許せない。それは人を押し潰す。
同時に、露骨な権力の不当な振る舞いは、それに屈しない人を育てる、という側面をもつ。
今の安倍政権の呆れるような不当な振る舞いは、いつか、多くの人々を立ち上がらせる。
それがいつ、どのように、ということは予言はできない。
だが、私は「その日」を信じている。
We shall overcome,someday.
◇ ◇
