新型コロナ(covid-19)の春(2) |
・新型コロナ(covid-19)の春(1)
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から続く。
「ウィルスの挙動も感染の実態も病態もよくわからない新型感染症病原体covid-19」について、ちらほらと報道され始めたのが1月下旬。
すでに中国では「春節休暇の大量移動」への懸念・制限の話が出ていたが、日本政府は「外国人観光客誘致」に熱心だった。
北海道は中国・韓国の観光客に人気の場所。
「札幌雪祭り」「スキー」のシーズンとあって、北海道は真っ先に「新型コロナの流行地」になってしまった。
◇ ◇
「PCR検査数を増やすと医療崩壊が起きる」なる不思議な言説が「専門家」から発せられ、まかり通った。
指定感染症に指定
→感染確認=指定医療機関への入院
→患者数が増加で指定医療機関のベッドが満床
→対応できない=医療崩壊
⇒ 感染確認の検査を抑制することで医療崩壊を防ぐ
現に感染者が存在していても、検査をせずに感染確認をしなければ、「感染者は存在しない」ことになるから、医療崩壊は起こらない、というのだ。
「ある」ことを「ない」ことにして、とりあえずの辻褄を合わせておく・・・。
呆れるほど「日本的な、あまりにも日本的な」である。
「効率化」の名の下に医療機関の余裕を削りに削ったのだから、新たな感染症が発生すれば、すぐに「ベッドがいっぱいになって対応できない」のは、およそ感染症に関係する医師も、厚労省の担当部署も、わかりきっていたはず。
大きな誤りを覆い隠すために、(相対的に)小さな誤りを積み重ねて誤魔化し、多くの人を犠牲にする・・・
そんなことはさっさとやめて、誤りを認めて方針転換をすべきなのだ。
とりあえずPCR検査体制の早急な拡充というレベルであっても、だ(安倍が「医師の判断でPCR検査が実施できるようにする」と発言してから2カ月経っても、まだ、PCR検査に辿り着くのは容易ではない。「37.5度以上の発熱が4日間以上続く」なる殺人的「目安」を外したのは、実に連休が明けてから)。
感染者数を少なく見せたい、というのは、裏に「7月のオンリンピック開催」に最後まで固執したからでもある。
東京がどんなにヤバイ状態なのかは、政府も東京都も、さまざまな情報から把握していたはずだ。
オリンピックの「延期」が決まった瞬間から、小池百合子は危機感を露わにし、自分が「感染対策の先頭に立つ旗手」であるかのように振る舞い始めた。
◇ ◇
当然のことながら、検査抑制の弊害は、個々の患者(あるいは感染を疑う理由のある人)だけに降りかかってくるのではない。
検査を抑制して、事実を把握しないまま、あれこれの「感染対策」をやろうとするのだから、混乱ばかりが多く、「対策」の効果はさっぱりわからない。
「専門家会議」がそうなのだから(政府はそういう「専門家」が好ましいらしい)、真っ当な政策が出てくるはずもない。
後手・誤手。ピント外れ。
とるべき対策がとられず、感染への不安と暮らしの逼迫で、圧倒的な人々が追い込まれている。
安倍愚策の典型=「アベノマスク」
安倍首相は2020年4月1日に、政府の対策本部で、全国のすべての世帯を対象に1つの住所当たり2枚ずつ、布マスクを配布する方針を明らかにした。届き始めてみると、不良品続出。その検品体制に余分に8億円の税金を投入するという。不良品は納入業者の責任で「検品/交換」するのが常識でしょ?
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「自粛」「STAY HOME」で足腰が弱ってフレイルになりそう。
2020.4.19発行の「岐阜総がかりニュースNo27」を連休前に2300枚ほどポスティングした。

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続く。

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