2020年の岐阜県治水関係事業費推移グラフ |

当初予算を折れ線グラフで表示してくれているので、補正で増えた分がわかりやすい。
岐阜県治水関係事業費推移グラフ と数値データ(2020.6.5)
http://www.tokuyamadam-chushi.net/sonota14/H10-R2chisuijigyohi.xlsx
(↑ グラフも大きく鮮明なの見ることができます。数字データもついています)
それにしても…
今年の岐阜県の治水関係事業費の中での「内ヶ谷ダム」支出(35億8000万円)の大きさが目立つ。
役立たない(どころか自然大破壊)のダム建設の所為で、まさに「命を守れるかどうか」に直結する堤防改修などの費用が少ししかとれない。
ほんの少しずつ改修して、一体いつになることやら。
きっちり調べてはいないが、どうも堤防補修より河道掘削のほうに力を入れている気がする。
河道掘削は、河川環境にも問題が生じやすいのみならず、下手な箇所を下手にやると、次の洪水で「元の木阿弥」になりやすい。
ちなみに、「要整備」と河川課自身が判断した河川延長が265km。
このうち「緊急」と判断した50kmを10年かけて改修するのだそうだ、
つまり、「要整備」全体をどうにかするには50年以上かかるという計算になる。
その間にも「要整備河川」は増えていくだろう…つまりは、岐阜県全体を見渡せば、永久に「一定の安全がある河川」にはならない。
どんなに工事を施しても河川に「絶対安全」などあるわけはない。
だが、それにしても、過去に徳山ダムに費やすお金、今、新丸山ダムに費やすお金(直轄事業負担金の分)、そして内ヶ谷ダムに放り込むお金。
大きすぎる。
歪な治水関係事業費の配分である。
《参照》
2018.10.6徳山ダム導水路見学ツァー 資料
http://www.tokuyamadam-chushi.net/sonota13/20181006shiryou.pdf
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《過去の「岐阜県治水関係事業費推移グラフ」関係記事》
・2019年の記事
恒例 岐阜県治水関係事業費(2019年度) [2019-04-30]
https://tokuyamad.exblog.jp/31213314/
・2018年の記事
「岐阜県 治水関係事業費」今年度のグラフ[2018-06-12]
https://tokuyamad.exblog.jp/29847030/
・2017年の記事
2017.5.26 岐阜県河川課交渉&治水事業費グラフ[2017-06-03]
https://tokuyamad.exblog.jp/27903042/
・2016年の記事(2015年分も)
恒例?「岐阜県治水事業費推移」グラフ(1)[2016-05-31]
http://tokuyamad.exblog.jp/25285597/
恒例?「岐阜県治水事業費推移」グラフ(2)[2016-06-01]
https://tokuyamad.exblog.jp/25285597/
・2014年とそれ以前
「徳山ダムの今」その続き [ 2014-07-12 23:37 ]
http://tokuyamad.exblog.jp/22504468/
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