2020年梅雨末期の豪雨災害(6) |
2020年梅雨末期の豪雨災害
(1) https://tokuyamad.exblog.jp/31303460/
(2)https://tokuyamad.exblog.jp/31315524/
(3)https://tokuyamad.exblog.jp/31316246/
(4)https://tokuyamad.exblog.jp/31321940/
(5)https://tokuyamad.exblog.jp/31321996/
の続き。
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ダム好き(?)による「ダム便覧」 瀬戸石ダム
http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/All.cgi?db4=2660
所在地: 熊本県球磨郡球磨村神瀬
ダム事業者:電源開発(株)
堤高=26.5m、堤頂長=139.4m、堤体積=25千m3
着手/竣工: 1956/1958
撤去された荒瀬ダムからほぼ10kmほど上流にある、電源開発(株)の電力ダムである。
元々「治水」は眼中にない。河川横断構造物なのだから、洪水時は洪水流下の障害物にしかならない。実際塞き上げによる被害は度々起こっている。騒音や振動の問題など、日常的に付近住民に生活被害をもたらしており、築後60年以上経過した老朽施設でもあることから地元から撤去を望む声が上がっている。2014年の水利権更新時、熊本県が流域住民の声に耳を傾けて「同意」をしなければ、撤去の道が開かれたのに、蒲島郁夫知事は「同意」をして撤去への道を開かなかった。
今回の球磨川洪水では、ダム堤体を乗り越えるほどの水が押し寄せ、ゲートを全開して職員は避難した。
電源装置もダメージを受け、ダムに近づく道路なども復旧しきっていない。
瀬戸石ダムは、機能を喪失したまま、「河道内障害物」として存在している。
☆デイリー新潮2020/-7/17(金) 18:31配信
熊本豪雨で球磨川「瀬戸石ダム」が決壊危機 現場証拠写真
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0cab5cca480ca9131723b1aec0bcd1d868beb38
鉄道写真愛好家に愛されたJR肥薩線・球磨川第一橋梁も流失。球磨川全体では3本の鉄橋を含む17本の橋が流出。(写真・村山嘉昭)
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地元八代市で活動するTさんが、7月20日にFacebookで瀬戸石ダムの様子を発信している。
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ご無沙汰しています。荒瀬ダム撤去開始以降、ダム撤去で川が蘇っても、高齢化した地域社会が廃れたのではダム撤去の事例にはならないと、ずっと坂本の地域活性のお手伝いをしてきました。やっといろいろな地域のつながりができ始めた矢先の今回の出来事でした。
その日以来、坂本に知人が多い私のところには問い合わせが相次ぎ、自然物資等が送られてきて、数日後には坂本でトレイルランニングを始めた若者たちと坂本の被災地を支援する「チームドラゴン」を発足して、みんなと夜遅くまで活動しています。
この間、流域のダムをめぐる議論に関する情報や問い合わせもとても多かったのですが、現場の対応だけで精いっぱいで、とてもそれに対応する時間がありませんでした。しかし、いろんな憶測でいろんな情報が勝手に流れ始めると運動体にっとってもまずくなると思い、昨日瀬戸石ダムを見に行ってきました。
その報告をフェイスブックに投稿していますが、その内容と写真を張り付けておきます。(以下略)
瀬戸石ダムは、ゲートが全開されたまま放置。両サイドの国道、県道には丸太や瓦礫が山積みになり、ダムでふさがれた水と流木が一気に道路に流れ出したことが分かります。また、門柱の上に管理橋が乗っかった構造になっているのですが、それを支える鉄板はつなぎ目がその門柱の上にあります。その鉄板の継ぎ目と一緒に、乗っかっているコンクリート欄干もずれた感じです。下のダム本体門柱は見た目には異常ありませんでした。今後の検証を待ちたいです。
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熊本)瀬戸石ダムの放流、過去最大になる見通し
https://digital.asahi.com/articles/ASN7Q6T5CN7PTLVB00J.html?iref=pc_ss_date
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