川上ダム 湛水開始へ |








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2021年 12月 18日
カテゴリ:淀川水系関係 ◇ ◇ ★毎日新聞 2021/12/3 憂楽帳 ダムを考える オピニオン ![]() (写真)年内にも試験湛水(たんすい)が始まり、湖底に沈む集落跡地=三重県伊賀市で2021年11月27日午前11時57分、行方一男撮影 ![]() (写真)2022年度中の完成を目指して建設が進む川上ダム=三重県伊賀市で2021年11月27日午前11時54分、行方一男撮影 * * * * * 伊賀の川上ダムの湛水開始。 水資源機構が造る大型ダムとしては最後になるはずだ。「水資源開発のためのダム」はもう不要。そんなことは自明だから、2003年に「水資源開発公団」は、水資源の管理を業務とする「独立行政法人水資源機構」となった。だが、すでに事業化されていたダムは、“例外として”継続して建設することとなった。 川上ダムは、淀川水系流域委員会でも大いに「問題」になったが、淀川水系流域委員会は河川整備計画策定、つまり「治水」について論じる委員会。水資源開発への問題意識は高くはなく、近畿地整の「水需要の精査・確認」に丸投げしてしまった嫌いがある(そして、近畿地整の河川調査官さえ、水資源機構法施行令30条と特定多目的ダム法施行令1条の2の異同がわかっていなかった。丹生ダムに関する利水者の「撤退」の話を特ダム法施行令で「説明」していた。役人なのだから「似たようなものだから構わない」では済まない)」 結局、川上ダムからも利水者の大部分は撤退し、伊賀市だけが残った。すでに2003年の「三重県知事事務引継書」で、「伊賀水道の経営は、川上ダムの高い水価に耐えられるか」と念が表明されているのに。 多分、「治水(洪水調節)に大きな効果がある-枕を高くして寝られる-」という類いの宣伝に惑わされ、「洪水がなくするだめだ、高くつく水でも買うしかない」と思い込まされたであろう。 私に言わせれば、ほとんど詐欺商法である-騙された側にも大いに責任があるのだが。そして、ツケは、費用負担のことなど、何も説明もされなかった、住民が「孫子(まごこ)の代」まで背負うことになる。罪作りな話である。 淀川水系流域委員会に傍聴に通っていた頃、「徳山ダム建設中止を求める会」事務局に、ということで、川上ダムの地権者のU氏から相談があった。 「自分は若いとき大阪に出て、故郷のことには、タッチしてこなかった。親の代でダム補償に応じてしまい、父親の死後、母親が伊賀市内の移転先に住んでいる。まだ付け替え道路などの補償交渉が残っていて、その母のところに水資源機構法の職員が来るのだが、やり方はいかにも酷い。それまでの約束を次々に反故にし、居丈高に居直っている」というのだ。およそダム補償などは、いったんダムを受け入れて補償に応じてしまえば、「釣った魚に餌はやらない」とばかり、従来の「良いことずくめ」の約束を反故にする、というのは当たり前に横行している。事業者側にとっては「いつもの馴れた道」であり、水没住民にとっては一生に一度、初めての体験」である。事業者の掌で転がされてしまう。U氏には、弁護士に相談するようにアドバイスした。ご両親はダムを受け入れてしまった。そしてU氏は、気持ち的には、ダムを是としていないが、「今さらの反対運動」を起こすというまでの気持ちは無い(暴げんをン吐いた職員にサンクションを与えたいという気持ちは強かったようだが)。結局条件の交渉で落着することになたっと聞いている。 何度か電話を頂いたが、つまるところ「何もできなかった」。忸怩たる思いが残っている。 * * * * * ★伊賀タウン情報ユー2021年12月10日 川上ダム試験湛水16日開始へ 数か月かけ満水に 伊賀市 ![]() (写真)小型無人機で11月26日に撮影された試験湛水前の川上ダム(水資源機構提供) ★毎日新聞三重版 2021/12/17 湖底に沈みゆく景色 川上ダムで試験湛水開始 /三重 ![]() (写真)試験湛水が始まる川上ダム=三重県伊賀市で2021年12月16日午前9時48分、山中尚登撮影 ![]() (写真)試験湛水が始まり、間もなくダムの底に沈む集落跡=三重県伊賀市で2021年12月16日午前10時29分、山中尚登撮影 ![]() (写真)間もなく湖底となる集落跡で暮らす野生シカの群れ=三重県伊賀市で2021年12月16日午前10時26分、山中尚登撮影 ![]() (写真)仮排水路呑口を鉄のゲートで閉鎖する作業員=三重県伊賀市で2021年12月16日午前10時9分、山中尚登撮影 ◇ ◇ ![]()
by tokuyamadam
| 2021-12-18 20:02
| 淀川水系関係
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