フリージャーナリストの取材の車に乗っけて貰って、徳山ダムに行ってきました。
しっかりと雨が降っていました。
徳山会館も翌日からのオープンで、まだ「観光」シーズン前。
そして雨降り。ダムサイトに人の姿がないのは当たり前か。
上からみると「煙る徳山水力発電所」という感じ。
ダム湖も煙っています。
非常に見づらい掲示板表示では、有効貯水率75.9%。
5月の連休の時の観光放流は、ほぼ満水の状態で行っていると聞いています。
雪解け水が流入して、ダムが満水になるのは、まだ「これから」ということなのでしょう。
この日は、流入量=97.68㎥/s、全放流量=97.60㎥/s。この放流量がそのまま発電使用水量だ、と掲示板に示されています。「これから」溜め込まなくてはいけないにしては、放流量が大きいと感じます。
発電の最大使用水量は100.4㎥/s。つまり、最大使用水量にほぼ近い値を使っています。そうすると16万kW程度を発電しているといこと。
燃料はタダ、二酸化炭素排出ゼロ。
中部電力の経営に大いに貢献!!
中部電力株主としては喜ぶべきか?フクザツだぁ。
ちなみに、徳山ダムの発電容量は 11,400(千立方メートル)で、フルに発電すると30時間余りで使い切ってしまう程度です。
その所為もあって、常時発電は、2号機での出力5290kW。
私が、1号機が運転開始した後に徳山ダムを訪れて、1号機に水を流して発電しているのを確認したのは、この日が初めてです。
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徳山水力発電所
運転開始1号機:2016年3月/2号機:2014年5月
出力164,000kW
最大使用水量100.4m3/s
有効落差1号機:181.96m / 2号機:145.71m
認可最大出力:161900kW(1、2号機同時運転時の最大)
1号機最大出力:139000kW
1号機常時出力: -kW
2号機最大出力: 24300kW
2号機常時出力: 5290kW
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発電容量11,400(千立方メートル)ということなので、発電分のアロケは多くはありません。
でも、253,600(千立方メートル)もある底水容量は、「発電の水位を確保するため」です。
つまり、中部電力は「全納税者の皆さま」から多大なご支援をうけているわけです。
どう考えたら良いのでしょうか?
西谷道路が途中で建設をやめた、その地点まで行ってみたかったけど、冬の間の落石も片づけておらず、雨も強いので断念。
管理船の桟橋に降りるゲートのところで引き返しました。
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