2024年 04月 04日
川辺川ダムNO!住民のための球磨川の未来を(8) |
カテゴリ:2020年球磨川水害と川辺川ダム
◇ ◇
★熊本日日新聞 2024年3月25日 18:52
熊本豪雨被災地や瀬戸石ダム視察 嘉田由紀子氏ら超党派の国会議員

(写真)球磨川の堤防上で参加者と話し合う嘉田由紀子参院議員(右から2人目)=25日、球磨村
<2024.4.10追記>
★朝日新聞デジタル 2024年4月10日 10時00分
超党派議連が国交省事務所と質疑 球磨川治水巡り

(写真)質疑の前にあいさつする嘉田由紀子参院議員=2024年3月25日、熊本県八代市、今村建二撮影
◇ ◇
3月24日朝に新大村駅を出て、九州新幹線・在来線・西九州新幹線と乗り継いで新八代駅へ。
地元「手渡す会※」の方が、マイクロバスを用意して下さった。
※ 清流球磨川・川辺川を未来に手渡す流域郡市民の会
発足は1993年8月8日だそうだ。1996年9月には、「徳山ダム建設中止を求める会」への「スイトピアセンター貸出許可取消」という大垣市による活動妨害*に対して、抗議のファクスを集中して下さるなど、大変お世話になった。それは「手渡す会」発足年くらいの初々しい(?)時期だったのだ、と改めて知った。活動30年。「2代目」さんも元気に活躍。
*憲法!1996年大垣市スイトピアセンター使用許可取消処分の執行停止申立事件
◇ ◇
ますます強くなる雨の中、八代から高速で人吉~五木村に向かう。
雨雲が垂れ込めていて、「車窓から」の写真はほぼ全滅。


五木村の入口でノボリをもって住民がお出迎え。

五木村で名物の鹿肉カツの昼食を摂ったが、写真は撮り忘れた。
五木村から川辺川に沿って下る。山の斜面のそこここに山桜が咲いている。晴れていればかなり美しい風景だろうが、残念ながら雨で視界不良。
問題の「無傷だった吊橋」。国交省は、ここを3200㎥/sの洪水が流れたというが、そうであれば、この吊橋が無傷なはずはない。
この写真のとき流量は、その3200㎥/sの1/20ほどか?(普段見ているわけではない川なので、全く自信はないが)。


相良村の緒方医院のエントランスで院長のお話を聞く。


川辺川が球磨川に合流するすぐ手前の養殖業者さんのお話を聞く。湧き水が噴水のようにも噴き出している。豊富な湧き水がおいしい魚を育てている。


2020年の豪雨の際、早朝に人吉市内で大きな被害をもたらした「御溝」。
城下町・人吉にとって大事な水路なのだが・・・

立っている堤防の先が、万江川から「御溝」への取水口。
この直下流から「御溝」に大量の水が入り、人吉市内で人命を奪う”凶器”となってしまった。
取水口より高いこの堤防も越流し、背後の住宅を押し流した。

取水口の傍の石碑。

◇ ◇
夜、「手渡す会」の「くま川ハウス」で勉強会。建物は古いが、映像を活用する最新設備が整っている。

洪水直後に「足」で歩いた現場密着の多くの写真や映像で、国交省の発表がいかにインチキ臭さがよくわかる。
※手渡す会HP https://tewatasukai.com
↑ 動画「不都合な真実」シリーズは必見。
2020年7月洪水の際の人吉大橋での国交省発表の水位は、明らかに「捏造」だ。

◇ ◇
3月25日、人吉を出発して球磨川本川沿いに下る。
降り続く雨で流量はかなり多い。川の上にはずっと霧がかかっていた。
2020年洪水のときも川の上には霧がかかっていて視界が悪かった(なので、そのときは見落としてしまったこともあった)と、当日にあちこちを撮影していた「手渡す会」の方がおっしゃっていた。
球磨村渡地区へ。
「小川」が球磨川に合流する場所の導流堤で。洪水対策のはずだった導流堤がむしろ被害を拡大した可能性大。


千寿園跡地。
「小川」が大洪水を起こし、千寿園で多くの方が亡くなった。

跡地の直上流の「小川」。この川が多くの人命を奪った。

瀬戸石ダムを下流からみる。
近くに車を停められなかった上に視界不良でボンヤリ写真。

「手渡す会」関係者が開放しているスペースでお話を聞き、昼食を摂る。

河口近くまで下った。八代河川国道事務所も見える。

◇ ◇
八代河川国道事務所で。




◇ ◇

by tokuyamadam
| 2024-04-04 22:08
| 2020年球磨川水害と川辺川ダム
|
Comments(0)