2024年 06月 14日
2024.5.24~5.27 沖縄行き(3) |
カテゴリ:沖縄・韓国 https://tokuyamad.exblog.jp/i14/
2024.5.24~5.27 沖縄行き
の続き。
◇ ◇
【5月26日午前】
うるま市内のホテルで土砂全協の総会。

★沖縄タイムス 【有料】2024年5月27日 5:28
沖縄県に埋め立て承認の再撤回を要求 土砂搬出反対全国協が総会 「古里の土を使わせない」 辺野古新基地を止める策を提案
★琉球新報 【有料】2024年05月27日 05:00
基地問題や辺野古の土砂搬入 「県は毅然とした対応を」全国連絡協が総会

総会に先立って、ミニ講演会3本立て。
① 『辺野古の現状・問題点と、今後の埋立土砂・海砂調達問題』
北上田毅さん(土砂全協顧問、沖縄平和市民連絡会)
➁ 『生物多様性国家戦略で再度の埋立承認撤回を』』
湯浅一郎さん(土砂全協顧問、ピースデポ副代表)
③ 『九州・中国・四国から戦争を停めるために、全国連帯をすすめる』
池田年宏さん(大分敷戸ミサイル弾薬庫問題を考える市民の会)
土砂全協には長らく「不義理」をしていたので、会費2年分を払い、講師の「お勧め」本を何冊か購入。サイフは軽くなり、荷物は重くなり…。
◇ ◇
【5月26日午後】
3月に地対艦ミサイル部隊が発足した陸自勝連分屯地へ。
・(動画)【琉球放送】RBC NEWS 2024/3/10
陸上自衛隊ミサイル部隊をうるま市に新設へ 車両を港から陸揚げ

・(動画)OTV沖縄テレビ 2024/3/30
沖縄本島で初の地対艦ミサイル部隊発足式典 配備に反対する市民が抗議


門の前で何十人かの人がうろつき始めたからだろう、中から銃を携行した自衛隊員が正門近くに出てきた。


銃携行。
当然、銃には実弾が入っている。「何か」あれば、銃弾が飛んでくるかもしれない。自分たちが承知している集団、承認しうる行動をする人間でなければ「不審者・敵」なんだよなぁ。住民を「スパイ」としてしまう認識の罠が敷かれ初めている。




平屋敷の高台、海が見渡せる公園に移動。

眼下に軍港。



後方、金武湾の「石油備蓄基地」を望む。これが云々されたとき「石油の供給が止まったら大変、経済を回すために必須」ということだったが、普通の人の頭に浮かぶのは火力発電所であり自動車のガソリンだった。今は露骨に「軍事目的/継戦能力の維持のため」に変貌しつつある。

月桃の花が美しい。そうか、「地獄」と言われた沖縄の戦禍の中、多くの住民が命からがら逃げ惑っている頃は、月桃の花が最も美しい季節だった。沖縄戦の死者を悼む歌に月桃の花が多く出てくるのはそういうことだったのか、と気づいた。

◇ ◇
住民の声で、陸上自衛隊訓練場計画を白紙撤回させた石川のゴルフ場跡地に行く。

閑静な住宅地。聞けば、行政が率先して住宅地として開発した地域だとのこと。せっかく建てたマイホームの目の前に、戦闘訓練する場なんて「そんな、話が違うよ」と感じて当たり前。
しかも1959年に米軍ジェット機が墜落炎上した米軍宮森小学校からも近い。近隣住民に宮森小出身者も少なからずいるはず。こういうところに全く無神経に訓練場を計画するあたり、「いかにも中央(市ヶ谷)」の発想。
・沖縄タイムス2023年12月20日 4:59
陸自、うるまに訓練場 石川のゴルフ場跡 取得を計画
・(動画)琉球朝日放送 報道制作局 2024年2月12日
陸自訓練場の新設計画 沖縄うるま市石川で説明会 参加者から撤回求める声あがる

・(動画)OTV沖縄テレビ 2024/3/21
うるま市への陸上自衛隊訓練場整備計画 1200人の市民が断念を求める

うるま市陸自訓練場整備計画断念 これまでの経緯振り返る

計画が表に出てから4ヵ月で、白紙撤回に追い込んだ住民パワーは凄い!

実は内々には計画を受け入れていたに違いないうるま市長や自民党関係者が、いかにも自分たちの力で防衛省の意見を変えさせたかのごときポーズをとるのは片腹痛いが、彼らが「この場所での訓練場計画は白紙撤回を」といわざるをえないほどの住民・県民の盛り上がりがあったからこそ。多くの人が持っている「戦争は嫌だ、戦争につながるものは嫌だ」という気持ちが素直に出せる「場」をどう作っていけるか?私たちに突きつけられている課題である。


◇ ◇
夜、ホテルのすぐ近くの居酒屋で食べたあと、半分酔っ払って、ホテルロビーで「イイ女」「イイ男」の写真。


◇ ◇

2024.5.24~5.27 沖縄行き
by tokuyamadam
| 2024-06-14 01:02
| 沖縄・韓国
|
Comments(0)