2024年 06月 20日
2024.5.24~5.27 沖縄行き(5) |
2024.5.24~5.27 沖縄行き
の続き。
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【5月27日午前-2】
陸軍病院本部壕跡を案内して頂く。


深い「穴」。

24日の大雨で、ぬかるんでかなり滑りやすくなっていた。







1945年5月下旬にここを「陸軍病院本部壕」とした。が、スペースの狭さからしても、病院としての機能が果たせたとは思えない。実際、6月14日に本部壕の入口付近を爆弾が直撃して、病院長以下、兵士・学徒の多くが死傷し、18日には沖縄陸軍病院は解散となった。


ここにも月桃の花。ここに陸軍病院本部が置かれた時期も、この花が近くに咲いていたはずだ。

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ひめゆり学徒「散華」の地-荒崎海岸-。

岩だらけの荒涼とした風景が、重い曇り空で、凄惨ともいえる雰囲気を醸し出していた。


1945年6月19日、動員されたひめゆり学徒は「解散」によって、小グループにわかれてのあてどもない逃避行となった。引率教員2名、学徒12名は、この荒崎海岸に追い詰められ、手榴弾で集団自死した。


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魂魄の塔のところで、5人くらいが一行と別れて空港へ。 私も夕方の早めの便なので、最後まで一緒にいると、多分間に合わなくなりそうなので、残念ながら離脱。
魂魄の塔。


慰霊の塔が密集して立ち並ぶすぐ傍に土砂置き場があり、ブルドーザーが動いている。積まれているのは、近傍の採石場からの土石か。


南部一帯、至る所で、老若男女、多くの方々が亡くなった。
こうした場所で、「遺骨の混じらない土砂」を掘り出せるはずがない。
戦争のための軍事基地にして良い土砂は全国どこにもないが、特にこの場所の土砂を埋め立てに使うなど、あってはならない。
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この日、土砂全協の主力メンバーは、別行動で、玉城デニー知事との面談へ。午後には3部署の部長級とも面談。
★沖縄タイムス 2024年5月27日 5:28 【有料】
沖縄県に埋め立て承認の再撤回を要求 土砂搬出反対全国協が総会
「古里の土を使わせない」 辺野古新基地を止める策を提案
★琉球新報 2024年05月28日 05:00 【有料】
玉城デニー知事「自然守る検討を」
辺野古土砂搬出の反対団体 知事に承認再撤回要請 沖縄
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このツァー全体を企画して下さった方々に深く感謝します。
「クッション」で出会った皆様、安和・塩川に連れていって下さった方、その他いろいろな方にお世話になりました。有り難うございました。
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「狂い咲き」モクレン、とうとう花が開いた、不思議。

2024.5.24~5.27 沖縄行き
by tokuyamadam
| 2024-06-20 17:30
| 沖縄・韓国
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