2025年 05月 17日
徳山ダム導水路現地見学ツァー(2025.5.11) |

5月11日、「なごや環境大学」の講座に位置づけて、「徳山ダム導水路現地見学ツァー 」を行った。
観光シーズンでバスを確保できるか心配したが、Tさんの尽力で大型バスを確保。
すぐに予約一杯でキャンセル待ちが出る状態。
前日はお昼過ぎまで強い雨だったが、何とか天気は持ち直し、集合時刻には、集合場所の岐阜駅前は太陽が顔を出していた。

慣れないコースを、とても丁寧で時間もピッタリな運転をして下さった大型バスのドライバーさんに感謝。
◇ ◇

配付資料は以下
☆2025.5.11 徳山ダム導水路現地見学ツァー 資料1
☆2025.5.11 徳山ダム導水路現地見学ツァー 資料2
☆2025.5.11 徳山ダム導水路現地見学ツァー 資料3
☆『STOP徳山ダム導水路』リーフレット
◇ ◇
3つの新聞(朝日、岐阜、中日)の記者が取材・報道してくれた。

☆2025.5.11 徳山ダム導水路現地見学ツァー 新聞記事
◇ ◇
徳山ダムにて。


本当に久しぶりにダム堤体に。

事務所玄関脇のさまざまな数値(例えば放流量とか)のリアルタイム表示がなくなっていた(単にちょっとした故障なのか、撤去予定の停止なのか?後者なのではないか、とも思う。「スマホからHPにアクセスしろ」と?)

遠方の三角の峰が冠山。





◇ ◇
揖斐峡、西平ダム湖の上の橋。

ここから下流に向かって左側(左岸)に見える鉄塔の下の辺りに導水路の取水口が設置されるという。


新聞記事は3社とも、この場面(橋の上で取水口予定方向を見て話を聞く)の写真を載せている。
◇ ◇
本当は、長良川に導水路から放流される場所(推定しかできないが)辺りにバスを停めて話をしたいところだが、大型バスが侵入して停めるのは難しい。
そして5月11日は、鵜飼いの始まる日なので、場岐阜市内の長良川の傍に大型バスを停めるのは、予約が必要。「うかいミュージアム」に大型バス駐車の予約をとるなどの手配に感謝。

「うかいミュージアム」の敷地から長良川を見ながら、富樫さんのお話を聞く。

このすぐ下の河畔道路で、夜の「屋台」の準備。

前日の雨で、いつもより流量が多い。


ここから長良川右岸を少し遡って、千鳥橋を渡る。この橋の下辺り(古津)も放流口の候補か。

◇ ◇
犬山の名古屋市の取水口。


徳山ダム導水路では、名古屋市はこの取水口は使わず、5億円(もっと高くなる!)をかけて、導水路に「直結」するという。「御嶽が噴火したときに火山灰で木曽川から取水できなくなるかもしれない。危機管理。水源の多様化。考えられるあらゆる危機に備える」のだそうだ。「御嶽が噴火したときに備えて徳山ダムからの水をを使えるようにする」ために何百億円もかけるのは、真っ当な「危機管理」なのだろうか?
南海トラフ地震で、名古屋市の水道設備が(浄水場も配管も)壊滅的被害を受けるという「危機」の確率のほうがよほど高いのではないか?人件費の削減で現場の技術力が低下・劣化している「危機」のほうが、よほど早急な対応が迫られているのではないか?


◇ ◇
「ここまでやったから、さらにやる」という思考法はもうやめて欲しい。
「すべたが右肩上がり」が常識であった時代はとっくに過去のものとなっている。
要らないモノを作ることは、「将来にわたる被害・災厄」を増大するばかりだ。
徳山村をダムに沈めてしまった過ちを繰り返すな!要らないものは要らない!
ありもしない「危機に備え」てモノを作る話もやめて欲しい。
若者が生きる希望を喪うような「現に起きている社会の危機」を打開するためにお金を回せ。
◇ ◇

by tokuyamadam
| 2025-05-17 00:32
| 導水路問題
|
Comments(0)